農業労働力に関する統計(農林水産省)で、農業就業人口の減少と高齢化の進行が継続している。
TPP(環太平洋経済連携協定)交渉参加への道筋はまだ明確ではないが、関税引き下げを念頭に置いた農業再生は焦眉の問題だ。食糧の自給率向上もある。
農業就業人口(約260万人)が減少しているだけでなく、高齢化(平均65.9歳)も進行している。新規就農者(約5.5万人)の参加もあるが、39歳以下の若手が少なく、半数が60歳以上だ。半数の60歳以上の新規就農者とは大方定年退職者であろう。
◇農業就業者数 (単位:万人、歳)
H19年 H21年 H22年 H23年
農業就業人口 311.9 289.5 260.6 260.1
うち65歳以上 185.0 177.8 160.5 157.7
平均年齢 64.0 65.3 65.8 65.9
基幹的農業従事者 202.4 191.4 205.1 186.2
うち65歳以上 117.8 115.7 125.3 110.0
平均年齢 64.6 65.7 66.1 65.9
農業就業人口:15歳以上の農家世帯員のうち、調査期日前1年間に農業のみに従事した者
又は農業と兼業の双方に従事したが、農業の従事日数の方が多い者。
基幹的農業従事者:農業就業人口のうち、ふだんの主な状態が「仕事が主」の者。
◇新規就農者 (単位:千人、歳)
H19年 H21年 H22年
新規就農者 73.5 66.8 54.6
うち39歳以下 14.3 15.0 13.2
◆65歳以上の高齢者人口(2011年10月1日時点)
---2012年版高齢社会白書より
65歳以上の高齢者人口は、2,975万人(総人口比は、23.3%)
一人暮らしの高齢者は、479万人(2010年、5年前より93万人増加)
高齢者がいる世帯は、2,071万世帯(2010年)
庭でドクダミを洗っている。長さ30cm~40cmに採取したものを洗っている。洗ったのは、10本位毎に束ねている。お話を伺った所、これを陰干ししてドクダミ茶とすると言う。時期は今時分(土用:7月20日)が良いとの事。ドクダミはゲンノショウコとセンブリとで三大民間薬と言う程に有名な薬草である。ドクダミ茶は十種もの病気に効く事から十薬(じゅうやく)・重薬とも呼ばれる。・・でも最近ではセンブリを見る機会がほとんどない・・さびしいね。
◇ドクダミ茶の作り方
できれば清浄な場所で育っているドクダミを採る
良く洗って汚れ・ゴミを落とし、風通し良い場所で乾燥させる
良く乾燥(数日~1週間)したら、小さく刻んで缶などに保管
臭いが気になる方は、フライパンで少し(数分、焦げない)煎る
ドクダミ茶は、急須だったら大さじ1~2杯に熱湯を注ぐ
◇ドクダミ茶の効用
(環境・体調・体質で異なるので、自己責任でどうぞ)
ドクダミには、抗酸化成分(フラボノイド類)が含まれている。これらに緩下(かんげ)作用・利尿作用・消炎作用や毛細血管を強化し、血管を拡張する作用がある。因みに、カフェインは含まれていない。
解毒薬:含まれる抗酸化成分で毒素・老廃物を除く
便秘薬:排便を促す緩下作用がある
利尿薬:利尿効果から体内の老廃物を除去
アトピー薬:体質の改善で、アレルギー性の皮膚炎(アトピー)に効果
毛細血管の強化:血圧降下、高血圧による脳出血の予防
ドクダミ
別名:毒溜め(どくだめ)
魚腥草(ぎょせいそう)
地獄蕎麦(じごくそば)
十薬・重薬(じゅうやく)
ドクダミ科ドクダミ属
多年草草本、地下茎を伸ばして増え群生
開花時期は6月~7月
白い花弁のように見える部分は苞(ほう)で花弁ではない、萼(ガク)もない。中心の黄色い部分、蕊(しべ)の様に見える部分が花(雌しべと雄しべのみ)。
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