今週末は土曜日、外房に釣行しました。
土曜日も日曜日も雨模様、土曜日は北風、日曜日は南風の予報でした。
結果的には土曜日は北風が強く弱い雨が断続的に降る天気、
日曜日は予想に反し弱い北風が吹いて、ほとんど雨が降らない天気だったようです。
土曜日の予報は北風そこそこ、雨は夕方から降る予報でしたが、
現地に着くとほとんど風を感じないはずの出航地でも風があります。
「これは海上はけっこう吹いていそうだな…」
AM6:02日の出で、AM4:30に現地入りしたのですが、
既にたーさん&ミーサンがスタンバイ済み。
やる気がみなぎっていますね~(汗)
程なくして最近ジギング&キャスティングタックルを揃えたパーフェクターのタダノさんが登場。
今日はヒラメ狙いだそうですが、折を見てヒラマサも狙ってみるとのこと。
準備完了して出航です。
既に日の出の時間は過ぎていますが、ご覧の空色。
けっこう暗いです。
しかも、波がありますね。
写真の海岸線が斜めになっているのはうねりのせいです。
前日までに南海上を通過した台風の影響がまだ残っているようですね。
普通なら沖のジギングポイントに行くのは無謀なほどの波ですが、
外房慣れして感覚がマヒしているぐっちゃん、余裕でジギングポイントに到着、
早速しゃくり始めました。
まあ、これ以上天候が悪化しないという予測もあったんですけどね。
それにしても予想通り海上の風は強い!
体感ですが、6~7m/s くらい吹いているのではないでしょうか。
風に弱いゴムボートは、沖に向かって3~4km/h程の速度で流されます。
そこそこ広いポイントですが、数投するとポイントを外れ、移動の繰り返し。
降らないはずの雨まで降り始めるし、
風上に向かってボートを進めると、波を受けて飛沫を大量に被ります。
「2時間半経過」
ダメです。ベイトはそこそこいるのですが、アタリがありません。
風はさらに強くなって、ボートの周りはウサギだらけです。
「ここは、シャローに移動してキャスティング勝負かな」
シャローはさすがに岸に近く、岸からの風なので、海は比較的穏やかです。
ここでも岸側から沖に向かって流されます。
実績ポイントを流しますが、反応がありません。
そこで、実績は少ないけど、チャンスがありそうなラインを流してみる事にしました。
数投目、時間はAM9:20…。
「ブォッコッ!」
突然その時はやってきました。
海面が大きく盛り上がり、同時にロッドにあの強烈なパワーが襲ってきました。
「ウォー、久々のヒット!」
大きく合わせて、がっしりフッキング。
少し緩めにセッティングしていたステラSW14000XGのドラグが、
ジリッジリッジリッと鳴ります。
「おお、けっこうでかそう!」
ロッドを体全体で支えて、1回、2回、3回と締め込みを耐えます。
同時に徐々にドラグを締め込み、ラインが出るのを防ぎます。
魚探を確認すると水深はわずか8m!
「やばい!」
やや強引にパワー勝負に持ち込みます。
強烈ですが、今まで経験した事のないようなパワーではありません。
力勝負は十分可能と判断しました。
投入、着水から少し戻したところでのヒットですから、ラインは40m以上出ていたと思います。
この長さを力勝負で巻いてくるのはけっこう大変ですが、
程なくして美しい見慣れた魚体が姿を現しました。
「うん、まずまずのサイズだな」
秋の外房、4度目の挑戦にして初のヒラマサゲットです。
90cm、6.2kg。
モンスター級ではありませんが、ファイトを楽しむには十分なサイズでした。
今秋は夏枯れの海が継続していましたので、やっと開幕、という感じでしょうか。
嬉しいのでもう1、2枚写真を…。
顔つきがチビマサではないですね。
オオマサ一歩手前まで行っています(笑)
プラケースには3分の2も入りません(喜)
とりあえず、この一本で悪天候の中頑張って出航した甲斐があったと言えそうです。
この後、近くでヒラメ狙いをしていたタダノさんを見つけたので様子を伺ったところ、
「ペンシル投げたら1投目で小さいヒラマサが釣れちゃった」
うーん、イサキだけではなかったんですね。
ちなみに、ヒラメも何度かかけてばらしたと言っていましたが、
沖上がり後に確認したところ、ヒラメ3枚持って帰ったとのことでした。
タダノさん、名前と違いタダ者ではありませんね!やりますね!
移動中にたーさん&ミーサンを見かけたので、ヒラマサ釣れたよーと報告。
たーさんの闘志に火が入ったようです。
ぐっちゃんはこの後、更にデカモンを狙うため、別の実績ポイントに移動。
何ヶ所か探りましたが、2時間ほど沈黙…。
空は相変わらず雨が降ったりやんだり…。
風も強くなったり弱くなったりしますが、総じて強めです。
最後のポイントに到着したのは12:00頃でした。
数投目に「バシャッ!」とアタックがありましたがフッキングせず。
さらに数投後にまたアタック!今度もフッキングしませんでしたが、その後も魚が追いかけてきます。
「ありゃ、こりゃシイラだな」
シイラが190mmのペンシルに果敢にアタックしてくるのですが、
ペンペン+α程度のサイズなので、でかすぎて食べれないんですね。
「なんだ、まだ夏が続いているのか…」
ちょっとがっかり。同時に気が抜けました。
真の開幕と言うには、1本だけでなく複数のヒラマサが欲しいところですよね。
「シイラがいるんじゃ、期待薄だなぁ・・・」
そんな想いで気楽に投げた一投でした。
「ブォッコォゥッッッ!」
海面に巨大な山ができ、その直後にこのアタリです。
「ゲゲッ!」
直後に襲った強烈なパワーに、またも椅子から転げ落ちてボートの床で耐える格好となりました。
ステラのドラグは6.2kgを釣り上げるために絞りこんだままです。
相当ガチガチだったはずですが、
初回の突っ込みで、
ジジジジジジィィィ・・・!
なんと、一気にラインを出されました。
「なんだ、こいつは・・・!」
魚探で水深を確認すると、11mでした。
ヤバい!これは本当にヤバい!
体勢を立て直し、ロッドの尻をお腹にあてて、全身で耐える準備。
さらにドラグを絞りあげ、2回目以降の突っ込みに備えます。
「グオン、グオン、グオン!」
2回目、3回目・・・と耐え続けます。
ほとんどラインを巻く事はできません。
ここはラインを出さず、引っ張り合いをして相手が疲れるのを待つパターンですね。
3分ほど粘ったでしょうか。
ひときわ強い突っ込みを耐えた直後、一気にテンションが無くなりました。
痛恨のフックアウトです。
ファイト中、
「どうやって持って帰ろう。リリースかなぁ」
なんて考えていましたが、無駄でしたね。
サイズ的には、1本目の6.2kgと比較すれば、最低でも8~9kg、
ひょっとしたら…(泣)、
ヒラマサに関しては、「逃した魚は大きい」が現実ですから、仕方ありません。
ただ、これで本格開幕と言ってよいのでは、と思いました。
ひょっとしたら、ペンペンをベイトにしているデカマサの1本だったかもしれません。
悔しいので、同じポイントをもう1回、2回と流します。
そして、
「ポコッ!」
懸命な読者なら、この音の差がサイズの差になっているとお気付きでしょう。
前の6.2kgに比べプラケースが大きく見えますが、実際は魚が小さいんです。
ドラグをチリッとも鳴らすことなく、簡単に寄せられて、最後にひと暴れしましたがネットイン。
未計測ですが3kgもない春サイズでした。
この1本は、来そうな雰囲気がムンムン出ていてのキャッチだったので、
これこそシーズンインの証明でしょう。
この後、雨が激しくなって視界もやや悪くなったので、PM1:00に納竿。
雨が降ったりやんだりする中、時間をかけて片付けた後の写真です。
移動距離が40kmを超えたのは初めてですね。
ガソリンも12リットルのタンクが残り2~3リットルになっていました。
今回は、9.8psの移動能力が吉に出た1日でした。
とりあえず、秋シーズンゼロヒラマサを免れてホッとしています。
同時に、デカモンがいますよ~、という確認ができて良かったです。
できれば、あの1本を獲りたかったですけどね~。
本日、日曜日、待ちに待った物置きが導入されました。
奥が自作の物置き、手前が今回導入されたイナバの物置きです。
外寸 横2310mm×奥行1510×高さ2375mm、さすがにでかいです。
高さ2375mmのハイルーフサイズなので、7フィートクラスのロッドもそのまま立てかけられます。
今まで雨ざらしだったボートグッズがきれいに納まりました。
これで安心して釣行できますね。
それではまた おやすみなさい