進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

NEO-Gucchan号復活・・・のはすが(泣)

2018年08月20日 | メンテナンス

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8月18日土曜日、NEO-Gucchan号復活の報を聞いて引き取りに行ってきました。

ここに来てようやく暑さが一段落しましたね。

順調にランクルプラドで走り、MGマリーン鹿島さんへ。

 

1ヶ月以上にわたる入院で、ボートやトレーラーのあちこちにクモの巣が張っていましたが…、

めでたく復活です。

上の写真を見て、あれっ?と思った方、鋭いです!

Facebookでも同様の写真を公開していますが、ここでその答え合わせ。

 

下の写真は7月14日、修理に持ち込んだ時の類似アングルの写真です。

わかりましたか?

そうです、船外機の色が違いますね(笑)

 

旧船外機はホンダのBF30Dでした。

 

この度、スズキのDF30ATに換わりました。

 

簡単に書いていますが、けっこう悩んだんですよ。

旧船外機のBF30Dは3気筒のうちの1つが、

シリンダーヘッドの内側やバルブ、さらにプラグまで酷く錆びた状態でした。

少し前の記事で、自分でプラグ交換した際も錆びていたと書きましたが、

おそらく、ぐっちゃんが手に入れるかなり前から、

BF30Dは1気筒死んだに近い状態だったと思われます。

「何らかの原因で海水が入り込んだ可能性が高い」

「一番下の気筒だから、燃料に海水が入り込んだ過去があるのでは?」

というのがMGマリーン鹿島さんの見解でした。

今までちゃんと?動いていたわけですし、使えていたわけです。

さすがキャブ仕様と言ってしまえばそれまでですが、

3気筒が2気筒になってもそれなりのパフォーマンスを発揮しながら働いていたという事ですね。

そして、その修理には…、

「シリンダーヘッドの交換が必須だから、最低でも20万円はかかるよ」

と言われたところまで報告済みでしたね。

 

「年間どのくらい浮かぶの?」

「さ、30回くらいですかねぇ」

「30回!?多いなぁ」

ここも報告済み。

その後の一言が、

「それだけ使うなら、燃費のいい新品に換えてしまうのもありだよ」

今回20万円以上かけて修理しても、基本部分は既に13年選手なわけですし、

今後も様々なトラブルが発生し、その都度修理が必要になるでしょう。

ましてやホンダのBF30Dは、30馬力船外機で唯一のキャブ仕様です。

メンテナンス性は高いとはいえ、音はうるさいし燃費も悪い。

インジェクション仕様の他メーカーに換装すれば、もっと燃費も良くなるはずです。

 

ヤマハ、トーハツ、スズキと候補があります。

MGマリーン鹿島さんは本来ホンダ押しなのですが、

30馬力に関してはホンダのみキャブ仕様なので奨め難いようです。

MGマリーン鹿島さんはヤマハにも強いようですが、

ヤマハの30馬力は40、50馬力と仕様が同じなために排気量が大きく、

重量が100kgオーバーと超重量級になってしまいます。

トーハツは小排気量が強くミニボーターには身近なメーカーですが、

マリーナ系はあまり奨めませんね。

「燃費と重量を考えたら、リーンバーンのスズキかなぁ」

なんと、スズキ嫌いのはずのMGマリーンさんが奨めてくれたのはスズキでした。

「変な故障があったりしてスズキは好きじゃないんだけどね~」

なんて言いながら、それでも奨めてくるというのは、

30馬力船外機に関しては本当に他社品より優れているんでしょう。

 

わずかな金額ではありますが、BF30Dも下取りしていただけるという事で、

この際、しばらく船外機のトラブルを忘れられるのも魅力かなと思いました。

ボート遊びをするうえで一番重要なパーツは機関ですから。

海上で船外機がかからなくなった時の恐怖は身をもって体験していますしね。

 

 

船外機の色が変わると印象が一気に変わりますね。

特にNEO-Gucchan号はホンダのシルバーのイメージが強かったので、

とても違和感があります。

何はともあれインジェクション&リーンバーン仕様になりました。

どのくらいの燃費なのか楽しみです。

また、いままで2気筒で動いていたとすると、3気筒になれば事実上1.5倍ですよね。

馬力がそっくり1.5倍になるとは思えませんが、パワーもアップしそうです。

 

手動油圧操舵システムもそのまま移植しました。

すっきり納まってくれて一安心。

リモートコントロールのレバーやキーの差し込み口も新品に交換されました。

スロットルのワイヤーも新品です。

このあたりはオールインワンパッケージのスズキならでは。

本体が少々高価でも他にお金がかからないですから、かえってお得感がありますね。

スタビライザーはサービスで付け替えてくれました。

 

写真はありませんが、バッテリーも交換しましたよ。

今までは起動用のツインバッテリーと

魚探&i-pilot用のボイジャーのACデルコM31MFの3バッテリーでした。

起動用のツインバッテリーは問題なく動いてはいましたが、

前オーナー曰く一度も交換したことが無いという事で、

一番心配な部分だから折を見て新品に換えた方が良いかもと言われていたんです。

今回は古い起動用のバッテリー2個を取っ払い、新品のACデルコM27MF1個に交換、

ACデルコの新M27MFと旧M31MFでツインバッテリー構成としました。

今までは魚探&i-pilot用のM31MFには船外機から充電ができませんでしたが、

今回の構成ではどちらのバッテリーにも充電が可能になりました。

 

というわけで、1ヶ月以上ぶりに自宅に戻ってきたNEO-Gucchan号。

これが無い時には、宅配業者が困っていたとかいないとか…(笑)

早速慣らし運転を兼ねて内房に出かけようと思っていたのですが、

ここでMGマリーン鹿島さんのとんでもないポカを発見。

なんと、ドレンプラグがありません。

穴が開いたままになっています。

慌ててMGマリーン鹿島さんに確認すると、

「水を抜くためにプラグを外して、船外機の前部分に置いておいた」

との返事。

ボート中をくまなく探したのですが見つからず。

90kmほぼ高速での移動でしたから、

どこかで落としてしまった可能性が高いです。

ドレンプラグを入手して閉めるまで、釣行はお預けですね(泣)

 

調べてみたんですが、ホームセンターにもネット上にも、

これに合致するネジってないんですよ。

おそらく互換性があるだろうというボート用のドレンプラグをネットで注文。

本当にレアな部品ですから、届くのに少し時間がかかるかもしれませんし、

それで合わなければ、既存のナット部分を外して付け替えるしかないですね。

プラグがMGマリーン鹿島さんの工場の床に転がっていてくれればいいのですが…。

 

なかなか思い通りにはいきませんが、復活までもう少しです。

ところで、

「車買ったばっかりなのに、よく金があるなー」

とよく言われます。

このブログを読まれた方もそう思うかもしれません。

でもこれ、間違いですよ。

例えば、仮に5000万円の家を買ったとします。

その時、庭が寂しいので造園をしたり、車庫や物置を追加で注文したりして、

リフォームで余分に300万円かかったとしましょう。

あるいは、家を新築したのなら、車も換えちゃいましょうという事で、

500万円の新車を買いました。これもよくあるケースです。

5000万円の家の陰になって、

300万円のリフォーム代や500万円の車代の価値がわからなくなっている例です。

300万円とか500万円って大金ですよ。

でも、家の5000万円の前では誤差とは言いませんが諸経費くらいの感覚になってしまう。

5000万円も5500万円も借金には違いないし、大差ないように感じます。

今回のぐっちゃんもこれに似たパターンですね。

ランドクルーザープラドを買って家ほどではないけど大金を動かしました。

もちろん借金ですけど。

そこに船外機のトラブル。聞けば値段はランクルプラドの1割ほど。

「ま、いっか―、買っちゃえ」

これが今回の顛末です。

なんとなく納得しかけたけど、そんなわけないだろ!って

お叱りを受けそうですが、実際そんな感じです。

 

長々と書き綴りましたが、

結論として、船外機がやばそうだったから新品に換えた、というお話です。

男の子って新しいおもちゃを持つとワクワクしますよね。

ランクルプラドに新船外機。

高いワクワク料ですが、その分楽しみますよ!

 

それではまた おやすみなさい

 

 


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コメント (10)
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