秋のベストシーズンが近づいています。
遊魚船情報も、日ムラや場所ムラがあるものの、そこそこヒラマサが釣れ始めました。
問題は天気と海況ですね。
八丈島遠征以来、週末は天候に恵まれずにモヤモヤしながら過ごしました。
10月31日、11月1日の週末は、久しぶりに出航可能な予報でした。
予報だけなら土曜日が◎で日曜日が〇だったのですが、
連荘で出航したステキチさんによると、10月30日土曜日は強風とうねりがすごかったそうです。
沖に行けずに浅場で泳がせ釣りをしたそうですが、
それでヒラマサをゲットしてしまうあたりはさすが、「暴走房総の暴れ馬」ですね。
11月1日の日曜日のほうがまだマシでしたが、それでも風と波はけっこうありました。
その11月1日、ぐっちゃんは深夜移動して現地でボートをセットし、
車内で4時間ほど寝ました。
起きたのはAM5:00。まだ暗いです。
随分日が短くなりましたね。
日の出はAM6:00少し前、日の入りはPM4:40頃ですから、PM5:00にはけっこう暗いです。
準備を終えた頃に連続出航のステキチさんが登場。
カートップのFRPボートは準備時間が短くていいですね。
ヒラマサは余り気味なので、この日は泳がせでヒラメを狙うとのこと。
たくさん釣れたら貰う約束をしました。
これでぐっちゃんはヒラマサに専念できます。
日の出とともに出航です。
なんとなくそんな気がしましたが、沖に来ると風が強い!
基本どてら流しで釣るぐっちゃんですが、釣りにならないくらいの速度で流されます。
珍しくシーアンカーを最初から使用しました。
これで流される速度は2km/h程度に抑えられます。
ぐっちゃんの魚探の水温計は最近挙動不審なので眉唾ではありますが、
水温は19.5度。噂よりは少し下がったようです。
さあ、気合入れて釣るぞーというところですが、ベイトが薄いです。
広いポイントの中心部に水深が20m以下になる根があるのですが、
ベイトはその周りに少しいるだけ。
そして、
朝イチから遊漁船が3艘やってきて、その根の上に停止して餌釣りを始めます。
この距離感で漁船がぐっちゃんの流したいラインに鎮座してしまい、
朝まづめのゴールデンタイムは根の上を流せませんでした。
うーん、おいらのほうが先にポイントに着いていたのに~、とは思いますが仕方ないですね。
写真を見てもわかるとおり、海はけっこう荒れています。
ただでさえ釣りづらいのに遊漁船がポイントを独占しているので結果は言うまでもなく・・・。
ようやく遊漁船がポイントを去ったのは2時間後でした。
少し風が納まって、ステキチさんがジギングポイントに登場。
「今のところマトウダイだけだよー、ここで流し釣りしてみる」
とヒラメからヒラマサに目標をチェンジしてスタートしましたが、
わずかな時間で再び強風が吹き始め、またしても海が荒れだしました。
「やっぱり浅場でがんばる!」とステキチさん。
ぐっちゃんも既に3時間近く全く結果が出ていないので、別の浅場に移動する事にしました。
船外機全開で浅場のポイントに着きました。
浅場と言っても出航場所からは3~4km離れています。
ポイントについて、速度を落とし、船外機をアイドリングにして釣りを始めようとしたところ、
「プルルン・・・。」
船外機がストップしてしまいました。
感覚としてはガス欠のような止まり方でした。
でも、ガソリンはタンクからちゃんと供給されているようです。
前回エンジンが止まったときは冷却水のパイプが詰まって、
オーバーヒート防止のためのエンストでした。
今回はちゃんと冷却水は出ていましたので、原因は別です。
とりあえず、再始動させようとセルを引くと、
「プルン・・・。」
全然かかる気配がありません。
何度も何度もセルを引いて回しますが、一向にかかりません。
まさに「死んだエンジン」です。
一気に冷汗が出てきました。
かなり前に日野さんが船外機トラブルで、3人かかりでボートを漕いで戻ってきたことを思い出します。
しかもその時よりまずい事に、この場所は、出航場所からは風下なのです。
風速は5m/sではきかないでしょう。かなり強いです。そして波立っています。
距離にして3~4kmはある出航場所まで、風と波に逆らって出航場所までオールを漕いで戻るのか?
あるいは風下方向に漕いで、別の港に着岸した後、
何らかの方法で出航場所まで車を取りに戻るのか?
ステキチさんに助けを求めるか?漁船に曳航してもらうのか?
考えている間にもどんどん流されてしまうので、
とりあえず邪魔な艤装を取り外し、オールを漕げる状態にして、
風上に向かって漕ぎ出しました。
随分がんばったつもりでしたが、せいぜい100mか200mしか進んでいません。
「これは出航場所に戻るのは厳しいな・・・。」
もう一度船外機を始動させるチャレンジをして、それが無理なら助けを求めよう、と
「エイッ!」
とセルを回したところ、
「ブルルルルン・・・・・ブルルルルル。」
先ほどまでうんともすんとも言わなかった船外機が一発でかかりました。
とりあえず、アイドリングまで戻すと止まってしまいそうなので、一定の回転数を保ちながら操船。
全開走行も怖いので低速で進みます。
ノンストップで20分ほどかけて出航場所に戻りました。
出航場所に戻り、アクセルを戻すと再び「ブルルンン…(止)」と停止。
おいおい、大丈夫か?
出航場所で再度船外機をかけようとセルを回すますが、やっぱりダメです。
このときの時間はAM9:30頃でした。
とりあえず、その場にボートを放置して休憩しました。
15分ぐらい経ってから、もう一度チャレンジしようとセルを回すと、
今度も一発でかかります。
冷却水も勢いよく排出されています。
出航場所なら安心なので、いろいろ試してみましたが、
どうやらかなりエンジンを回した後にアイドリングに戻すと止まってしまってしばらくかからない。
でも、10分ほど放置すると復活するのです。
理由はわかりませんが、永久に死んでしまうわけではなさそう。
出航場所で漁師のお父さんといろいろ話しこんで、船外機の事を説明すると、
「もし本当に止まったちまったら俺が迎えに行ってやるから電話してきな」
って電話番号を教えてくれました。
〇八丸さん、保険になっていただきありがとうございました。心強かったです!
このまま釣りを止めようか悩んだのですが、
いろいろ検証できたのと、〇八丸さんの後押しも確保できたので、
AM11:00頃に再出航しました。
始めは出航場所近くの浅場でキャスティング、
その後、風が弱まり、船外機も止まらないでアイドリングしているので、
再びジギングポイントに向かいました。
朝に比べるとベイトの反応も多く、青物っぽい反応もありましたが、
結局不発でした。
終始船外機の機嫌を気にしながらの釣りですから、結果も知れていますよね。
正午近くになって再び風が強くなって波立ってきました。
ここまでですね。
船外機が動いているうちに帰って、さっさと修理に持ち込んだほうがよさそうです。
だましだまし出航場所に戻りました。
ジギングポイントは最初に船外機が止まった浅場とは違って出航場所が風下になりますから、
万が一船外機が止まってしまっても自力で帰れるという計算もありました。
出航場所近くまで戻って来れたので、アクセルを戻したところ、やっぱりエンストしました。
こうなると10分は船外機がかかりません。
先に沖上がりしていたステキチさんに手助けされて無事陸に戻りました。
さすがに走行距離は伸びていません。
朝に予約していた通り、ステキチさんが、
お土産ヒラメを用意しておいてくれました。
いやー、ありがたいです。
我が家ではヒラマサより人気がある魚です。
船外機ですが、そのまま販売店指定のマリーナに持ち込みました。
症状から見てキャブの不具合が最も可能性が高そうだという事ですが、
アイドリングでもエンストしないケースがあるなど不可解な現象も見られるため、
入院してしっかり治療してもらう事にしました。
この日は悔しくて、保険つきでちょっと無理をしましたが、命最優先ですしね。
海上で独りぼっちで船外機が止まってしまう恐怖、何度経験しても慣れませんね。
そんなわけで、Gucchan号は船外機修理のためしばらく欠航となります。
それほど長期入院とはならないでしょうが、1~2回は陸っぱりになりそうですね。
ステキチさんにもらったヒラメを噛み締めて我慢します。
それではまた おやすみなさい
海上でのエンジントラブルってホントに慣れないですよね(^-^;
僕も前回経験しましたが、エンジンがかからない事よりも出航場所からどんどん遠くへ流されて行く事の方が焦ります。
因みに僕が行く時は前席が空いてますのでご安心を!
私も以前同じ症状で悩まされました。冷却水の出口ですがぺラの方の出口は大丈夫ですかね。オーバーヒートのようなきがしますが、又、冷や汗も困るので専門の人に
診断してもらうほうが良いですね。明日出撃してきます。
この日はなんとなく嫌な予感がして、アイドリング状態で船外機を止めずにジギングをしていたのですが、そんなのお構いなしのいきなりの停止でした。
キャブに低回転と高回転を司るパーツがあって、低回転部分がおかしくなっているのだろうというのがマリーナでの推測です。また、余分な混合気をリサイクする装備が働いていなくて、高回転が続いた後にプラグがかぶってしまうという可能性もあり、それが10分後に復活の原因でもあるかもです。
いずれにしろ、素人では治りませんし、ビル・ジャックさんに見てもらおうかとも思いましたが、今回は素直にマリーナに持ち込みました。
風や波で流されて出航場所から離れていくのはパニックの原因ですよね。正直、小〇の海水浴場まで流されても仕方ないと諦めかけました。
ビル・ジャック艇タンデム、禁断症状が出たらお願いするかもです(笑)
ペラの方の冷却水も確認しましたがちゃんと出ていました。何度も再現される船外機停止と復活で、なんとか使い物にはなってくれましたが、このまま使い続けるわけにも行きませんから、きっちり治してもらいます。
しかし、マリーナの工賃って超高いんですね。
たぶん、そこいらのバイクショップあたりの3倍は取ります。簡単な整備で全快してくれる事を祈るばかりです。
明日行かれますか。海況は良さそうですね。最近の傾向は、朝よりも昼からのほうが良かったりしますので、粘ってみるのが得策かと思います。アジ泳がせのヒラメ狙いも朝イチよりも昼前くらいが時合いだったようですよ。
ぐっちゃんさんと初めてお会いしたあの場所で
その数か月前に処女航海した時
他には造園業の幌トラックに9.8のボーダーさん1艇だけ(-_-;)
燃料落下式はタンクに見た目燃料入ってるようでも
少なくなるとエンストするというエンジン特性も知らない超初心者!
海上でエンジン切ったところ再始動しない(-_-;)
あっという間に沖に流されていく!という恐怖
燃料はタンクに入っているのに!!!
エア抜き栓は開いてるし燃料コックもonだし・・・
なぜ~!って焦りに焦り
試に満タンまで燃料補給して再トライして
何回目かで再始動
怖くてエンジン切れずに起き上がりを
そして、ぐっちゃんさんにお会いした日も
岸から100m位で急にエンストして
この時も釣行を断念しました(/_;)
あとで考えたところ暖気のままでプラグ被りしたのかもとエンストの原因に思い当たる節もあり
それを留意してからは
その後の釣行ではエンストしなくなりましたが
洋上でエンストはほんとに怖いですね
釣行お疲れさまでした
釣行中のエンジントラブル これは恐怖ですよね
写真を見るとかなりの大荒れの海
これで完全に止まったら あっという間に流され
そうですね〜怖いですね
秋マサも気になっていますが 今は中深場が
頭を占めていて・・・^^;
エンジン復帰が早まるといいですね〜
yousanさんもいろいろ経験されていますね。
僕はボートデビューから今まで、エンジントラブルはほとんど経験していませんでした。6馬力時代にギアがニュートラルになったときのセル回転を許可する部品が壊れてエンジンをかけることができなくなった事がありましたが、片付け中で潮抜きのためにエンジンをかけたときに発生し、知識のあるビル・ジャックさんが応急処置してくれたので大事に至りませんでした。
普段は気にもかけないような些細な問題でも、海上で起こってエンジンがかからなくなったら超パニックですから、日ごろのメンテナンスは必須ですよね。
もうひとつは、いざというときの保険、仲間や知り合いは本当に頼りになります。
一艘ではなるべく出さない、という人もいますが、僕は独りでも釣りがしたいので、現地でできるだけ仲間を見つけるか作って電話番号交換するようにしています。
中深場の美味い魚、いいじゃないですか。秋マサは可能性が低い釣りですし、海が荒れやすい季節でもありますから、無理する必要はないと思います。最近実績を上げている泳がせ釣りの暴君、ステキチさんを見ていると、ルアーにこだわる必要もないと思いますしね。
写真から荒れ具合、想像いただけましたか。普段なら何とかなってしまう程度の波風なのですが、さすがに船外機なしではシャレになりません。toshiさんも船外機のメンテナンス記事をアップしていましたよね。もう少し機会に対する知識も習得しなきゃいけないな、って実感しましたよ。
久しぶりの外房でしたが残念でしたね~
でも1年でおかしくなるなんて原因をはっきりさせたいですね。
マリーナ工賃そんなに高いんですか!?
キャブレターをアッセンブリ交換のほうが安くつくかもしれませんね。
でも、原因がわからないと同じことになるかもしれませんから高い勉強代ですけどしょうがないですね。
ベストシーズンらしいですから早く復活してくださいね~
当日はいろいろありがとうございました。
ヒラメは刺身とムニエルでいただきましたが、春夏のヒラメに比べ格段に美味しくなっていました。
船外機はキャブの交換で済むなら高いマリーナの工賃は不要ですが、やっぱりちゃんと問題をクリアにしたいですから。案外、ガソリンの汚れから吸気部分にゴミが詰まっているだけのような気もするのですが、プロにお願いした方が安心ですから。
なんとか早期復帰ができるよう祈るしかありませんね。