←ポチッとお願いします。
にほんブログ村
外房春シーズンが終わりました。
これは2016年の秋シーズンからスタートした
NEO-Gucchan号でのヒラマサチャレンジが1年経ったことを示しています。
2016年7月にNEO-Gucchan号を前オーナーのフルさんから譲り受け、
いろいろなドラマを経験してきました。
このあたりでNEO-Gucchan号について振り返ってみようかなと思います。
ちなみにこの1年のNEO-Gucchan号での出航回数は31回、うち外房が29回でした。
様々な出来事や釣果等は次回以降の記事に譲るとして、
振り返ってみると、今までNEO-Gucchan号をしっかり紹介したことがありませんでした。
ここで改めて、2017年7月1日現在のNEO-Gucchan号を紹介してみたいと思います。
NEO-Gucchan号
メーカー :マリンモーター
船名 :NEO390 Seaboy DX
全長390cm、全幅161cm、乾燥重量210kg(船外機除く)、定員4名
機関 :Honda BF30D 4ストローク30馬力
登録 :限定沿海5海里、ただし外房指定区間は10海里
トレーラー:タイトジャパン製軽トレーラー改 NEO仕様
ワイドタイヤ(225)仕様
主な装備 :ミンコタi-pilot
ツインバッテリー仕様(i-pilot用ボイジャーバッテリ―除く)
ボート、船外機、トレーラー共に2006年製なので10年以上経過しています。
もちろん全て現役バリバリですが、所々メンテナンスをしながらの使用です。
陸上で見ると大きく感じる船型ですが、海に浮かべると小さく感じます。
13フィートというサイズはスモールボートの範囲に入りますが、
乾舷の高さや浮力の大きさは和船タイプのカートップボートとは段違いです。
このあたりはトレーラブル専用で設計されているボートの特権でしょう。
マリンモーターやシュガーレイマリーンのボートはトレーラブルありきで設計されていますから、
どこでも出航できる利便性を犠牲にする代わりに安定感を得ています。
普段は自宅のカーポートに鎮座しています。
屋根はありませんが、通常は専用のボートカバーをしています。
それでは、写真を中心にNEO-Gucchan号の詳細をご紹介しましょう。
まずは船名のカッティングシート。
左舷だけに貼っています。
右舷用も持っていますが、
万が一左舷用が取れてしまったり傷ついた場合のサブとして保管しています。
右舷及びコンソールボックスに小さな船名シールが貼られています。
これはアルミボート夫妻がNEO-Gucchan号の船名シールのロゴを流用して、
進水式の時にプレゼントしてくれたものです。
バウにはi-pilot。
これが欲しくて、搭載しているNEOを探した経緯がありますが、
実はまだ3~4回しか使っていません。
先日確認したらリモコンの電池が切れていました(汗)
ぐっちゃんの釣りスタイルではあまり活躍しないのですが、
外房オフシーズンで他から出航するときには活躍するかもしれません。
また、万が一船外機が故障した場合の補機代わりになりますから、
たまには使ってみて、ちゃんと動くか確認しなきゃと思っています。
i-pilotの脇には物入れがあります。
この中にはアンカーとシーアンカーが入っています。
前オーナーから7kgのアンカーをいただきましたが、
重いのでゴムボート時代に使っていた4kgを乗せています。
実はこのアンカー&シーアンカー、一度も使ったことがありません。
いざという時の装備ですね。
ちなみにこのバウの物入れはけっこう海水や雨水が入ってきます。
入り込んだ水はすぐにキールにある排水口から排水されますが、
防水が甘いのかこういう構造なのかはわかりません。
ここには濡れても大丈夫な物しか入れられません。
コンソールボックスには2つのデジタル機器が付いています。
左側はHondexのHE-71GPⅡという7インチのプロッター魚探ですが、
現在は振動子を外してGPSプロッターとして地図表示に使っています。
右側はKODENのCVS-126という魚探です。
こちらはプロッター機能はありませんが、デジタル魚探で魚のサイズが表示されます。
コンソールボックスの中には法廷備品、タックルボックス(免許や船検証が入っている)などが入っています。
そして、
左側には魚探&i-pilot用のボイジャー31Mバッテリー。
意外かもしれませんが、2分割のオールもここに納まっています。
タックルボックスの下に隠れるように存在しているのが分かるでしょうか。
まあ、いざという時役に立つとも思えませんが…(汗)
右側には始動用の船外機直結のバッテリーが2つ。
ツインバッテリーシステムです。
かなり古いバッテリーで前オーナーも心配していましたが、
今のところ問題もなく順調に働いてくれています。
コンソールボックスの右側にはハンドグリップとDC電源、
DC電源の上の物入れはぐっちゃんが付けました。
左舷側にはロッドスタンドがたくさん。
バウレールについているのはBMOの3連ロッドホルダーでゴムボートから移植しました。
手前もBMOのマルチロッドスタンドです。
もともと5本分あって、4本分新設しましたからMax9本ですが、
1ヶ所は認証旗、1ヶ所はi-pilotのコネクター入れにしているので、
実際に持ち込めるロッドはMax7本ですね。
2名乗船なら3本ずつ、3名乗船なら2本ずつが現実的な数字でしょう。
NEO390SeaboyDXのシートはベンチタイプのクッション付きです。
また背もたれも付いていて、これが前後に動くので、
立って操船や釣りをするときに非常に便利です。
このシートの下は物入になっていますが、
NEO-Gucchan号は本来スターンにあるべき燃料タンクをここに移動しています。
もともとバッテリーと燃料タンクをスターンの物入れに入れる仕様なのですが、
ここに重量物を入れるとスターンヘビーになってしまい、
複数乗船の時になかなか滑走しないそうです。
そこで前オーナーがバッテリーをコンソールボックス下に、
燃料タンクをシート下に移動させたとの事。
このおかげで電気系統は非常に複雑になっていますが、気持ちよく滑走してくれます。
シート下からスタートした燃料は、左側のスターンの物入れを通過し、
ここで水分がフィルターによって分離されます。
ゴムボート時代は燃料タンクがむき出しなので
タンクが飛沫を浴びて水分が入り込み、結果として水分がキャブレターに入り込むなんてことがありましたが、
NEOは燃料タンクそのものが濡れることが無いので、水分混入の心配はとても少ないと思います。
このフィルターの中にも、分離された水分は全く存在していません。
シートの後ろには生簀があります。
サイズはそれなりで、60cm以上の青物を入れると泳げなくて長生きできませんが、
(50cmクラスのショゴならば長時間生きている)
深さがけっこうあります。
アジやイワシを釣って泳がせのエサにしようと生簀に入れると、
いざという時になかなか捕まえることができないほどです。
生簀の後ろ、スターン側は左右に物入、中央に仕掛入れが設置されています。
中央の仕掛入れはオプション品だと思われます。
こういうちょっとした物入はとても重宝します。
しかし、後から付けようとするとかなり高額なうえに取り付け作業も大変です。
専門店に頼めばさらに高額になるでしょうから、
初めからつけてくれているのはとてもありがたいですね。
右側のスターンの物入れには法廷備品やバケツ類、
ツインバッテリーの切り替えスイッチもここにありますね。
左側の物入れには道具類一式が釣りの種類別にプラケースに入って納まっています。
こちら側は中央の奥まで物入れが広がっているので、
ゲスト用の救命胴衣やコマセ用のバケツ(使いませんが)も入れてあります。
最後に、もう一度コンソールボックスを。
このキャプテンハンドルは操舵システムを変更した時に取り付けました。
この狭いスペースに無理やり押し込んだ油圧操舵システムです。
まさに「パワーステアリング」感覚で操船できるようになりました。
いかがでしたか?
このボートを手に入れて強く感じたのは、
「釣りをするためにとてもよく考えられたボートである」
ということでした。
そして、マイボート釣りという趣味を確実に長寿にしてくれるアイテムだと感じます。
一方で、トレーラブルボートはとてもお金がかります。
置き場を確保すればランニングコストはゴムボートと大して変わらないだろうと思っていたのですが、
とんでもないです。
そこそこ自分でメンテナンスする能力を求められますし、
購入するパーツはいちいち高額なんですよ。
ぐっちゃんの周りにはミニボーターのトレーラブル化の嵐が吹き荒れていますが、
それなりの覚悟を持って参入してくださいね。
そこをきちんと理解した上でのチャレンジであれば、
「自宅の玄関前にプレジャーボートがある生活」
楽しいですよ~。
次回はトレーラブルボートこんなに大変だよ、とか、
トレーラブルボートにしてこんなことが変わったよ、なんて話を
記事にできたらと思っています。
それではまた おやすみなさい
トレーラブル専用艇は船のメンテもトレーラーのメンテも大変ですね。
特にトレーラーは毎回海水に浸かりますので灯火類やサスペンション、タイヤ周りやベアリング等々使用後の潮抜きが重要だと思います。
カートップ出来るボートをトレーラーに載せているのとは大違いです。
この差が釣り場での準備と片付けの時間に出るんでしょうね。
トレーラブル専用艇、憧れますな~(^-^;
こまめな人ならいいですが私のような人は
無理かもしれません
ぐっちゃんを見本に買う人が出てくるかもしれないので手本になって頑張ってください(笑)
メンテナンスが重要なのはボートよりトレーラーですね。また、カートップボートやゴムボートをトレーラブルするのは 準備片付けが楽になりますが、ちゃんと補強しないとボートが痛みますよね。特にトランサムあたりが…。
今日茨城の海に行きましたが、こちらは土地があるせいかゴムボートも小型FRPもほとんどトレーラブルです。また推奨以上の大馬力船外機を乗せている人が多く、トランサム周りのトラブルがいつか起こるのではと心配になりますね。
NEOに変えてゴムボートはもうありませんが、たまには初心に帰るという意味でゴムボートに乗ってみるのもいいかなーなんて思ったりします。とはいえ、おそらくやらないでしょうけど(笑)
今回の記事はこれで終わりではなく、続き物になる予定です。皆さんがよく「トレーラブルがいい」と言われるので、いいこともあれば悪いこともあるよ、それ故しっかりと情報収集してリスクを理解した上で買いましょう、という意味です。皆さんへの見本というよりは、反面教師的な部分もあると考えています。
今のボートでできることをやりつくしてから次のステップへ進むというのが正しい道だと思います。
トレーラブル化の流れはひしひしと感じますね。
アセアセする朝も速攻で準備できるし、めっちゃ楽そうだし、スプラッシュは浴びないし。。。
又色々といじる所もあるようで土日暇なしでいいとこ尽くめです。
もうすぐ違うメーカの船も見れ想像が広がるばかりです。
ドキドキ💗
現場でみていたのはトレーラブルボートの一番のメリット部分だけでしたね。
みえないところで、現場に苦労を持ち込まない準備がカートップの3倍はありそうです(費用込み)
流れが来ているのか、僕が作ってしまったのかわかりませんが、トレーラブル専用艇だけでなく、小型のボートをトレーラブルで、という人も増えていますね。
やはり準備片付けが段違いに楽ですから、トレーラブル化=高齢化なんでしょう。出航場所の幅広さを考えたら、ゴムボートやカートップのいいところもたくさんありますし、一人乗船がメインならばNEOまでは要らないのではと思います。案外釣果に差はありませんからね。
僕の持論ですが、ボートが大きくなるほど釣行回数が減る、というのがあります。免許不要のゴムボーターが最も釣行回数は多いのではと思います。せっかく手に入れても取り扱いにてこずって釣行数が減るくらいなら、ミニボートで汗を流していた方が幸せかも、なんて贅沢な感想ですかね?
それですよ、それ!僕が言いたいのはまさにそれです。現場ではトレーラブルの面倒な部分はほとんど見えず、良いところが強調されますよね。でも、準備やメンテナンスはしっかりやらないといけません。なにしろトレーラーは高速道路も走れる「車」ですからね。ステキチさんのトレーラーは高齢なので、これからずーっと苦労が続きますよ(笑)
自宅で行う準備やメンテナンスが楽しめるようでないとトレーラブルはお勧めできません。そのあたりは次回以降の記事で書きますよ。
その為の環境作りが現在の私には難しいのでぐっちゃんさんのブログを見て楽しんでおきます(^^)
秋にはヒラマサキャスティングしに伺いますんで、宜しくお願いします(^^)
トレーラブルへの憧れ、僕もそうだったのでよくわかります。反面上でステキチさんがコメントしているように、トレーラブルには釣り場では見えない苦労が多いんですよ。
ゴムボートならごまかしがきくようなミスも、トレーラーだと洒落になりませんし。単にボート自慢ではなく、トレーラブルボートを持つにあたっての苦労も書くつもりなので、そのあたりを参考にしてくださいね。