進め!Gucchan号!

愛艇NEO-Gucchan号を手放して、奈良県へ単身移り住みました。和歌山県の海と琵琶湖水系が新しいフィールドです。

イカ狙いでいいじゃなイカ?

2021年03月02日 | NEO390 釣行記

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ここに来て早春らしい風が強い日が続いています。

気温が高くなる日は南風、

寒波がくれば北風。

2月16日に外房まで行って出航を断念して以来、

週末は決まって風が強い予報でした。

この週末も土曜日は暴風&大荒れ、

2月28日日曜日はそこそこ吹くものの北風で、

時間とともに穏やかになる予報でした。

北風という事は気温が低いという事ですが、仕方ありません。

前日の荒れが残っていないか心配でしたが、意を決して出発しました。

 

4:00に自宅を出発。

外気温は0℃でした。朝の気温だけなら真冬ですね。

途中のコンビニでは-3℃、道中の最低外気温は-4℃でした。

ちなみに出航場所は0℃と船橋と同じ。

ただし、昼には10℃を超えるはずです。

ちなみに帰路につくときの出航場所の気温は12℃まで上がっていました。

 

驚いたのは、週末で出航できそうなのは日曜日だけだったのに、

先着者がゼロだったこと。

まさかの貸し切りか??

 

周りが明るくなって出航準備が整った頃に、

2艇FRPトレーラブルが登場。

なんとか独占貸し切りは免れました。

 

日の出が少し早くなりました。

6:10頃でしょうか。

この日はキャスティングロッドは封印し、

ジギングロッドとイカタックルを持ち込みました。

季節がら浅場では勝負にならないだろうという判断です。

狙いはメタボブリとイカ。

ただし、

風が強い!

北風なので危険は少ないですが、けっこう吹いています。

昼頃には少し弱まる予報ですが、

この風で沖まで行くのはリスクがありそうですね。

 

まずはジギングポイントへ。

このあたりなら波もたいして気になりません。

海水面温度は17℃。

今年は水温が落ちませんね。けっこう温かいです。

 

ご覧の釣れない強反応の中をジギングで流しますが、

予想通りの魚信なし。

どうしようか悩んだのですが、

この日は沖まで行かないと釣りにならないだろうというのは想定の範囲内。

そして、この日は大潮で10:00~14:00は潮が引いてボートが上げ辛くなります。

つまり、早上がりするか、14:00まで粘るかの2択です。

ぐっちゃんの判断は、当然の14:00まで粘る!

気温は低く風もそこそこ吹いているのですが、

晴天で太陽光がふんだんに降り注ぎ、

体感的に寒いと感じなかったことも粘る気になった理由です。

 

徐々に沖に向かいます。

40m、60m、80m…。

魚探に反応は出ませんが、この水深なら反応無しで食ってくることもあり得ます。

ジグを投入。

ボトムまで落としてしゃくりを入れると、

中層でアタリ!

このところ体に染みついた反応で、それが何であるか確かめるまでもありません。

バーサー。

しかもゴマサバですね。

前回に比べやや細身でサイズもダウン。

 

北風なのでボートは自然に沖に流されます。

潮は逆潮で東から西へ。

従って正確には、南西方向に向かって流されるという感じですね。

少しずつ移動して100mラインへ。

やはり反応無し。

試しにジグを落とすと、

同サイズのバーサー。

 

沖に向かうのは楽ですが、帰るのは厳しい風と波です。

一度沖まで行ったら、波風が納まるまで戻らない覚悟が必要です。

それでも、サバの相手を続けるのは苦痛です。

持ち帰り用にサバを7~8本キープ(うちマサバは2本だけ)したところで、

意を決してイカポイントまで移動します。

 

水深160m。

周りには遊漁船もいます。

魚探にはご覧の反応。

試しにジグを落としてみましたが、底に着く前にサバに食い上げられました。

これでは、イカのいる底までイカツノは届きません。

ブランコ仕掛けの方が釣りやすいのですが、

確実にサバの餌食になると考え、

 

直結仕掛けを選択しました。

 

風と潮でボートは南西に時速3km/hほどで流されますが、

仕掛はそれほど早くは流されません。

仕掛をまっすぐに落下するよう、ボートを微速で操船しながらの釣りになります。

操船でボートの流される速度を半分の1.5km/hくらいにするとまっすく落下してくれます。

着底したら大きく竿をあおって、イカツノをアピールします。

時々グッと重くなったりします。

ただ、うねりや波でも仕掛けが重くなるので、

イカかどうかはなかなか判別できません。

何度かイカに間違いないという重さを感じて巻き上げたのですが、

どうしても直結仕掛けだとうまく乗ってくれなくて、

海面まで巻き上げるころには外れてしまっているか、

ゲソだけが残って上がってくるという状況が続きました。

 

直結でも巻き上げ途中にガンガンとサバが当たってきますので、

ブランコ仕掛けは無理だと諦めていたのですが、

直結仕掛けであまりにも釣れないので、

サバとの戦い覚悟でブランコ仕掛けにチェンジすることにしました。

 

操船してなるべく魚探反応がないポイントを探し、

ブランコ仕掛けを投入。

うまく底に到達してくれれば後は同じく大きくしゃくりあげて誘います。

フォール中の中層でサバにイカツノをかじられた時は、

放置しても外れなければ諦めて巻き上げます。

そしてようやく、

スルメイカゲット!

しかもダブルでした。

 

サバと闘いながら、徐々に水深が深くなって、

190m、200m…。

上の写真のように反応が出た時は投入を一時中断します。

 

ここで本命のヤリイカゲット!

サイズに不満はありますが…。

スルメイカはパワーがあるので釣れていることがはっきりわかりますが、

ヤリイカはパワーが無く身も柔らかいので、

乗ったことがわかり辛いばかりか身切れも多いです。

 

この瞬間がイカ釣りの醍醐味ですね。

 

イカを身切れさせたくないので、電動リールで巻き上げるのですが、

常に手竿で調整し、竿受けにはほとんど置かないで釣りをしました。

おかげでジギングとは異なる腕や肩周りの筋肉がとても疲れましたよ。

 

全てカットしていますが、イカの倍はサバを釣りました。

時には3本同時にヒットすることもあって、

そんな時はロッドも超重くなります。

 

簡単に書いていますが、水深200mのイカ釣りは、

一度仕掛けを降ろし、誘い、巻き上げると最低10分、

アタリが遠い時は15分くらいかかります。

つまり、1時間に5回くらいしか投入~巻き上げができないわけで、

サバの邪魔もあってなかなか効率が悪い釣りになりますね。

 

13:00くらいまで沖にいて、ずいぶん穏やかになりました。

大型船が何隻も近くを通ります。

そして、

こんなすごい反応が…。

おそらくイワシの大群でしょう。

ひょっとしたら、ブリやサワラが付いているかもと淡い期待を寄せてジグを投入すると、

想定内のサバ、サバ、サバ。

水深230mなのに、ジグはピタッと30mで止まります(笑)

 

ここでチャレンジ終了。

水深100m、80m、60mと戻ってきて、

ポイント毎にジギングを試しましたが、メタボブリは不発に終わりました。

14:15にストップフィッシング。

 

約8時間の長期戦でしたが、あっという間でしたね。

既に出航場所にはほかのボートの姿はありませんでした。

みな、午前中の潮が下がる前に退散したようです。

 

燃料は半分以上消費しましたから、12~13リットルくらいでしょう。

 

海上でサバを捌きましたが、

卵がだいぶ大きくなってきていて、

そろそろトロサバシーズンは終了という感じですね。

今回、久しぶりに本気ででイカを狙いましたが、

何とかお土産になる程度の釣果に終わりました。

2時間ほど直結仕掛けで頑張ったのですが、

はじめからブランコ仕掛だったらどうだったかな、と思います。

 

持ち帰ったイカの一部とサバはまたまた一夜干しに。

残りのイカは煮物などにして食べました。

やっぱりイカは美味しいですね。

 

この季節は釣り物がどうしても限られますので、

食べておいしいイカ狙いでいいじゃなイカというオチでした。

イカは時間をかける必要があるので、テンヤのように片手間は難しいですね。

次回、イカをやるかどうかはわかりませんが、

やっぱりこれからの時期はメタボブリ、メタボワラサを狙いたいです。

いずれにしろ天気次第だと思います。

 

それではまた おやすみなさい

 

 

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コメント (6)
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