静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

カツオおろし3回目

2016年09月02日 09時42分26秒 | 実習

さて、再びカツオと格闘?してもらいました。
先生のようになるのは、まだまだです。

独特の下ろし方をするカツオ。
近いうちに、先生のお手本動画をアップしますのでお楽しみに。


研修生は、焼津市長に表敬訪問しました。
なかなか、多忙です。
水産庁の研修生が焼津に来るのは初めてで、市長も喜んでいました。

【血合い肉の利用】
回遊魚のなかでも、ひときわ血合い肉部分が多いのカツオ肉の特徴です。
ちょっと鮮度が落ちると臭みがするため、刺身では取り除くことが多いです。
オイル漬け缶詰にするときも、血合い部分はきれいに取り除かれます。
つまり、缶詰工場では廃棄物です。
しかし、鉄分、ビタミンA,Dなど栄養豊富。捨てるのはもったいない。
..でペットフードに利用されます。
最近は通常の缶詰より、ペット用の方が高級品。
ゴミが宝に変わります。

ところで、魚は全般的に食べる部分が少なく、加工場では頭とか皮、骨が廃棄物になります。
それらは飼料や肥料の原料になりますが、人間にとっても貴重な栄養が含まれます。
水産技術研究所では、魚の栄養を残さず人間が利用する研究もしています。
http://fish-exp.pref.shizuoka.jp/04library/4-7/pdf_hekisui/hekisui_no139.pdf
漁師、加工業者、消費者、みんなためになる技術です。

コメント
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