静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

わかたか操船実習

2016年09月06日 11時14分10秒 | 研修・見学

先週末、台風通過後に天候が良くなったので、実習船「わかたか」で操船実習を行いました。

半日使って、御前崎まで行ってきました。

凪(なぎ)は良かったですが、何人か船酔いでした。
しかし、研修生を含めてほとんどが元気に操船実習行いました。
生徒の下手な操船で、よけい酔ったと言う話も...
ただし!学園卒業生で就職してから船酔いが克服できずに漁師を辞めた人は聞いたことがないので、ご心配なく。

研修生は船酔いせずに、きっちり操船訓練を受けてくれました。

ところで、クルマの免許の場合は「大は小を兼ねる」で大型自動車免許があれば、普通自動車も運転できます。
しかし、船の場合は20トン以上の海技士と、小型船舶操縦士に免許が別れます。
船と言っても、別の乗り物になります。
このため、学園では小型船舶操縦士の資格もとります。

【無免許運転?】
これもクルマの運転免許との違いです。
船の場合、海技士や小型船舶操縦士の資格は「船長としての免許」を意味しています。
ですので、船長の監視下で、操船実習を行うことは違法ではありません。
2学期末には大型実習船「やいづ」での遠洋実習がありますが、その際にも操船実習があると思います。
かく言う私も、大学の航海実習で千トンクラスの実習船の操舵をさせてもらいました。自動操舵(オートパイロット)がついていましたが、手動に変えたとたん揺れが大きくなったのを覚えています。

コメント
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