機関実習棟にある600馬力の主機関ディーゼルエンジンの保守をしました。
エンジンの業者に来てもらい、ピストンを外してのメンテナンスです。
航海専攻科の生徒も参加です。
実習棟の主機関エンジンの構造は、クルマのディーゼルエンジンと基本的には同じです。
しかし、大きさが全然違うので、ピストンを外すのも簡単に行きません。
大きい船だと、シリンダーに人が入ってメンテするサイズだとか。馬鹿でかいです。
作業は、エンジン上部から部品を外していきます。
まずは給排気バルブを外します。
そして...
じゃーん!
大きなピストンが出現です。
要所、要所で教務の先生や、業者の方が生徒に説明です。
生徒も、実際にピストンリングの洗浄などを行いました。
実際にエンジンの現物を扱うことで、いつもの授業より積極的に取り組む生徒も見られました。
機械好きの人には、楽しい実習です。
【主機関と補機】
船舶の大きさに比例して、機械類も大型になります。
機関についても、エンジン本体が主機関(メインエンジン)で、主機関を動かすための機器を補機を呼びます。過給器(ターボチャージャー)や燃料ポンプなどがあります。
また、補助機関と言うと、発電機のことを指します。
実習棟の発電機は主機関と独立してありますが、エンジンによっては主機関の動力で発電するものもあります。