2学期に入ってからの実習は、ハネの作成しています。
ハネと言うのは漁師用語で釣り竿です。
11月から遠洋航海実習では実際にカツオの一本釣を行いますが、それに向けての実習です。
ハネ作りは、何にもついていないFRP 製本体に握る場所「テドコ」、釣り糸をつける仕掛け「カンザシ」、さらに疑似餌のバケなどを付けます。
最初にカンザシつけます。
いつものように、先生がお手本を見せます。
糸が緩いと、すぐに竿から抜けてしまいます。
先生が、しっかり付いているか確認し、2本の竿が合格しないと次に進めません。
合格すると、できた日付をホワイトボードに記入していきます。
悪戦苦闘している生徒もいました。
さて、8月29日から来ていた研修生が、先週で学園での研修が終了しました。
これから、静岡市と伊東市で研修が続きます。
全日程終了時に学園に来てくれることになっていますが、学園研修終了の挨拶をしてくれました。
彼の目に、漁師の卵はどう写ったのでしょうか?
そして、生徒は水産庁の若手職員をどう感じたでしょうか?
【漁師用語1】
漁師用語や漁業の業界用語をご紹介します。
「マル、ヒラ」
魚の断面が丸いか平たいかで区別します。
マルイワシ=カタクチイワシ
ヒライワシ=マイワシ
マルサバ=ゴマサバ
ヒラサバ=マサバ
ソウダガツオはマルソウダ、ヒラソウダと魚種名になっています。
単に、マル、ヒラと言うことがあるので、分かりにくいです。
だいたい、ヒラの方が美味しいです。
「凪(なぎ)、時化(しけ)」
天気をさすときと、海の状況を言うときがあります。
凪が良い=天気が良い、海面に波がない
「潮」
潮流のこと。
潮が速い、潮が悪い のように使います。