静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

授業授業が始まる前に

2017年04月14日 13時55分05秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業学園。
こんにちは、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

毎朝、8:10までに生徒は寮から教育棟に移動します。
登校は3分あれば終了です(笑)。
そして、授業は8:40スタート。ちょっと、時間があります。

そこで今年度は、その空き時間を有効活用することにしました。
8:25に講義室に集合。
そして、週番の号令で黙想します。8:30のチャイムで黙想終了。
今度は、黙想したことを文章に書いてもらいます。

ノートの表紙の裏には、次のように書かれた紙を貼りました。

「こうなればいいのに」と願うだけでは、
決して世界は変わらない。
なりゆきに身を任せていないか。
現実に立ち向かっているか。
自分が信じた道を貫き通しているか。

みちのりは険しく、正直、きつい。
けれど、自ら抱いた夢を実現するのは、
他の誰かじゃなく、自分でありたい。

私たちは知っている。
その熱意こそが世界を変える
原動力になるということを。
どうなるかじゃない。どうするかだ。
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

昨日までの自分を1ミリでも越える

どうして学園に入学したか?
自分の目指すものは?
今、自分がやるべきことは?
昨日の自分はどうだったか?
今日の自分はどうするのか!

「こうなればいいのに」と願うだけでは...
はご存知の方もいると思います。ホンダのCMです。
元気が出そうなので、使わせてもらいました。

毎朝、自分を見つめ、漁師になる初志を貫徹して欲しいと思い始めました。
昨日までの自分を思い起こし、今日はどうするのか書いてもらいます。
自分の考えを文章にする練習でもあります。
ノートには悩みがあったら書いても良いと言ってあります。
金曜日に回収して、読ませてもらいます。

と、言うわけで今日はノートを集めました。
しっかり書けている人あり、そうでない人あり...
私のコメントを書き、また月曜の朝に生徒に返却します。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【作文を書くこと】
高校進学する人がほとんどの世の中になりました。
しかし、中学を卒業して、学園で学び、大型漁船の幹部になることは十分可能です。
立派な仕事だし、漁師の世界では学歴で差別されることもありません。
見栄で勉強もせずに高卒の学歴を取った人よりも、よっぽど良いと思います。
そして。
自分の考えを、しっかり文章に書ければ、漁師以外の世の中でも通用すると思います。
文章を書くためには、言葉を知らなくてはいけません。
言葉を知り、本を読み、世の中のことが理解できれば、一人前の社会人です。
そんな私の考えで、学園にいる間に作文の練習をしてもらおうと思っています。

 園長のつぶやき
昨日の授業で私の自己紹介をしました。
13:50から始まる6時限目だったので、眠そうな生徒もたくさんいました。
学園生活がスタートしたばかりで、疲れが貯まっている人もいるでしょう。
眠い!さあ、どうする?
「怒られそうもないし、寝るか」
と思うのか。
「がんばって目を開けていよう」
と思うのか。
1時間の授業を寝るだけなら、大きな影響はないかも知れません。
それが、一年続いたらどうでしょう?
船に乗って、当直ワッチで眠くなったらどうしますか?
小さい努力も積み重ねれば、大きな差になることを分かって欲しいと思いま

コメント
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