静岡県立漁業高等学園は、創立50年。一流の漁師になる近道です。

漁師をめざして、がんばっている生徒たち。
30歳までの若者が全国から漁業の街、焼津に集っています。

新年度のスタート

2017年04月07日 16時37分23秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業高等学園、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

5月からは学園説明会を再開です。
詳しくはホームページに掲載しますが
日程は5月13日(土)、5月14日(日)です。
別の日にも対応しますので、園長にご相談ください。

さて昨日、入学式が行われ学園の新年度がスタートしました。
寮への宿泊も始まりました。
今朝、仕事を終えた舎監さんからは
「みんな良い子ばかりだ」
とお褒めの言葉をいただきました。

今日は防災訓練の予定でしたが雨で避難訓練は中止。
水消火器を使った消火訓練を行いました。

私は午後から焼津漁協と小川漁協の魚族供養・安全祈願祭に行ってきました。
僧侶の方が30人以上です!
魚を獲り、食べることに感謝し、航海と操業の安全を祈願してきました。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【学園の舎監さん】
寮の宿直は、月曜日と木曜日は教務職員が担当します。
授業外での生徒の様子を確認したり、個別面談による指導を行います。
他の日は、非常勤の舎監さんをお二人お願いしています。
県の基準での報酬は決して多くはありません。
その上、突発事故や病人の対応などもあり気苦労が多い仕事です。
それでも、現在の方は生徒を我が子のように思ってくれています。
48期生も舎監さんの期待に応えて育って欲しいと思います。

 園長のつぶやき
日課が終わり、帰宅前に昨日言った宿題「同じ部屋の人と話をする」ができたか聞きました。


自分から話をするのが大変だった生徒もいましたが、全員、課題を果たしたようです。
これからは、日々練習です。
施設見学や外部講師にも積極的に質問するようにしてもらいます。
意識して話をすることで、スキルも上達するはずです。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

第48期生を迎えて

2017年04月06日 17時06分45秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業高等学園、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940

第48期の生徒が学園に入学して来ました。
声をかけると、オリエンテーションの時よりも元気な声が返ってきました。
まだまだ、船の上では聞こえないレベル!
これから頑張ってもらいます。

入学式は県漁連会長ほか漁業界を代表する方々、県の水産業局長などの来賓にご出席をいただき、祝辞をいただきました。

午後にはさっそく、入学アンケートに始まり、自己紹介、寮での生活方法の説明、国旗のたたみ方、点呼号令の練習を行いました。
点呼号令は、これから毎日行う作業です。

今日の宿題も出しました。
課題は、
「同じ部屋の人と話をする」
と言うもの。
それが宿題?と思われるかも知れません。
しかし、実際に漁船に乗って知らない先輩船員と話をするのは最初の大きな試練。
これで、漁師を続けることができるかを左右することもあります。
自分から話すのが苦手な人も、勇気を出して取り組んで欲しいと思います。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【コミュニケーション力】
周りの人と話して意思疎通をするのは、どんな職場でも重要なことです。
でも、同じ人と長期間暮らす漁船員にとって、その重要性は特別です。
陸上の仕事なら、職場で話ができなくても、家に帰れば話し相手がいるかも知れません。
それが漁船なら何日も孤独なってしまいます。
まずは、勇気を出して自分から話をすること。
話しかけてもらえるのを待っているようでは、運任せになってしまいます。

 園長のつぶやき
ブログをご覧の皆さんにお願いです。
全国には漁師になりたくても、どうしたらよいか分からない若者がたくさんいます。
学園の存在を知らず、漁師になる道を諦めるなら、こんなに残念なことはありません。
皆さんの周りの、誰にでも構いません。
漁師になる学校があることを教えてください。
一人でも多くの人に、漁師になることを教える学校があることを知っていただきたいです。
よろしくお願いします。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

明日は入学式

2017年04月05日 13時33分29秒 | 28乗船実習

漁師になるための学校、漁業高等学園、園長の青木です。
学園のホームページはこちらです。
http://www.pref.shizuoka.jp/sangyou/sa-940/

さて、明日はいよいよ入学式です。
会場になる3階の研修室も、このとおり準備ができました。
明日の朝に、壇上に飾る花も届きます。

ブログも、主役の生徒がいないとネタがなくて苦労するわけですが、それも今日まで。
加えて、来週は「みなとまつり」や、マグロ船で初出航する卒業生の話などたくさんあります。
お楽しみに。
これは、昨年の4月に卒業生が出航したときの写真です。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 園長のつぶやき
入学してくる48期生の皆さん。
私の出した宿題はできていますか?忘れずに持ってきてください。
身なりはきれいになっていますか?
いよいよ、明日からは漁師になるための1年が始まります。
家族や友人、または今一緒に住んでいる人とは離れることになります。
その代わりに、新しい仲間との生活が始まります。
楽しくて、充実した日々になるかは皆さん次第です。
私も園長の2年目として、期することがたくさんあります。
47期生にはできなかったことを、実行したいと思っています。
それでは、元気な姿で、学園に来るのを待っています。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

準備中...

2017年04月04日 11時37分05秒 | 学園紹介

漁師になるための学校、漁業高等学園、園長の青木です。
昨日は新しいスタッフで初の職員会議を行い、新年度の改善点などを話しました。

入学式は明後日でが、同時に準備を進めているのが、9日にある焼津みなとまつりです。
入学直後の生徒に頼ることもできず、職員だけでの対応になります。
しかも初めての参加なので、いろいろ手探り状態です。
でも、焼津を盛り上げるために、学園もがんばりますよ!

テントの大きさに合わせて、実習棟で展示物を並べてみました。
生徒募集ポスターもA1サイズで用意しました。

パネルが多いので、風対策をどうするか思案中です。
他にも、マグロはえ縄漁船の模型、六分儀、コンパス、びん玉などを展示予定です。

ところで、9日の降水確率は60%。
風に加え雨も。..大丈夫かな?


漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【六分儀】
天体や物標の高度、水平方向の角度を測るための道具です。
弧が60°(360°の六分の一)であるところから六分儀と呼ばれます。
六分儀は船舶の天測航法用に使用されてきました。
太陽がある位置の角度(高度)を測ることで、自分の緯度が分かります。
陸が見えない海で、緯度が分かるだけでも貴重な情報です。
現在の船で使われることはありませんが、六分儀を理解することで緯度の意味を深く知ることができます。
11月の乗船実習では、学園生も六分儀で緯度の測定をします。

 園長のつぶやき
入学時は、どの生徒も漁師になる強い志があるはずです。
しかし、毎年数名、その気持ちが薄れていき退学となります。
そんな生徒をなくすために、今年度は新しい試みを行います。
果たして、どれほど効果があるか...?
何をするかはお楽しみ。
また、ブログで紹介しますね。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

卒業生の活躍

2017年04月03日 14時37分54秒 | 卒業生の活躍

漁師になるための学校、漁業高等学園、園長の青木です。
学園にも2名、新しいスタッフが来ました。
全職員、心機一転でがんばります。

ところで、3月に巣立っていった47期生たち。
西伊豆の棒受網漁船に就職した卒業生が焼津の小川市場で水揚げをしたので見に行きました。
カメと呼ばれる魚が入っている水槽と、市場での魚の仕分けの両方を、行ったり来たりで忙しくこなしていました。
この船は100トン以上で棒受網漁船では大型です。
このため、他の船が出漁しないときにも漁に出ることができます。
乗船実習では船酔いに苦しんだ彼。
まだ、天候の悪いときには船酔いの苦労はあるそうです。
仕事に慣れていないので、体力的には大変らしいですが、元気に働いていて私も嬉しかったです。
ぜひ、自分で獲ったサバやオアカを家に持って帰ってください。

隣のさば船では46期生の姿がありました。

漁師になりたい方の学園見学はいつでも受け付けています。
電話 054-626-0219
Eメール gyogaku@pref.shizuoka.lg.jp

 【さば船】
静岡県は全国でもトップクラスのサバの水揚げがあります。
小川市場は秋にさば祭りをやるくらい、さばが主要な水揚げ物です。
その水揚げをするのが、まき網と棒受網です。
棒受網はゴマサバを獲るときで、マサバは同じ船がタモすくいで行います。
どちらにしてもサバを獲るので、「さば船」と言うことが多いです。
主要漁場は伊豆諸島海域で、出漁の翌日には水揚げです。
彼の船は大型で、秋には北海道沖にサンマも獲りに行きます。

 園長のつぶやき
さて、今週から平成29年度がスタートです。
新しい職員と、今年度の学園運営についての話も行いました。
学園のプログラムも柔軟に変えていきますよ。
ブログでは、卒業生の紹介を増やしていこうと思います。
辛いこと、楽しいこともたくさん書きたいと思いますので、漁師になりたい人は参考にしてください。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする