北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■坂元輝行風景画展 歩く、感じる、描く。PartV (5月11日で終了)

2008年05月13日 21時03分38秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 100点以上の大規模な個展を毎年ひらいてきた札幌の坂元さんですが、さすがに古希をむかえ、ことしは90点弱と、例年よりはやや少なめで、とくに油絵が減っているようです。それでも、ギャラリー大通美術館のほぼ全室を埋め尽くす作品の多さには、おどろかずにはいられません。  描かれている風景も、札幌、小樽はもちろん、函館、網走、積丹、野付半島、美瑛など、ほとんど全道にまたがっており、その行動範囲の広さにもビ . . . 本文を読む

■加藤宏子展 (4月29日で終了)

2008年05月13日 21時00分43秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 加藤さんは札幌の若手彫刻家。  作品は、ご本人は「そんなたいしたもんじゃないですよ」と控えめにおっしゃるのですが、筆者の目には、立体と平面の境界を考察し、揺さぶり続けるものに映ります。  今回は、喫茶店を兼ねた会場ですが、壁には、紙でできた立体を掛け、その手前の卓には、それらに対応するかのように石の彫刻をならべています。  こうしてみると、彫刻の存立にあたって、かたちは同様でも素材が違えば大変な . . . 本文を読む

大型連休の旅(4) 水戸を歩く

2008年05月13日 20時58分51秒 | つれづれ写真録
(承前)  冒頭画像は、すでに紹介したけれど、水戸芸術館の前でふくらませる作業の真っ最中だった巨大バッタ。  いやー、7年ぶりの再会です。前回は、第1回の横浜トリエンナーレ。なつかしい。  ところで、水戸のマチは初めてである。  というか、茨城県で列車を降りたのも初めてだと思う。  とくに理由はないのだけれど、東京よりも地方都市のほうがなんとなく空気がおだやかで、落ち着く。        . . . 本文を読む