脇坂淳さんの木彫は、これまでグループ展などで見たことはあるけれど、個展は、あまりなじみのない会場で開いていたようで、筆者は初めて見た。
そして、こんなに楽しいものだとは思わなかった。
見に行くのが遅すぎた。
すでに売れて、会場からなくなってしまった作品に「ヒツジ」などがあったようだ。見ると、きっとほしくなったにちがいない。ざんねん。
楽しいというのは、脇坂さんの場合、まったく理屈抜 . . . 本文を読む
銀塩モノクロ50枚あまりによる写真展。
飯塚さんは1969年大阪生まれの大阪育ち。現在は上川管内東川町を拠点にしています。
どうして写真家になったのかについては、この下にリンクをはった「デジカメWatch」の記事がくわしいです。
最初は飯塚さんも北の大自然にレンズを向けていたのでしょう。
会場にも、そうしたいわゆるネイチャーフォトをインクジェット出力した写真のファイルが置かれていました . . . 本文を読む
工芸とは使ってこそ美しい、という柳宗悦の思想はもっともだと思います。しかし、使わずにただ眺めていたいうつわが、この世にあるのも事実です。
滝川の陶芸家で、第4回益子陶芸展で濱田庄司賞を受賞するなど進境の著しい大野さんがひらいている個展。階段をのぼりきって、2階入り口の角の棚に置いてあった、白磁の小さな花入が、筆者にとってはまさにそのような1点でした。
清楚とか気品ということばは、こういう作品 . . . 本文を読む
この文章を書いているのは5月初旬で、木村さんはすでにつぎの個展(木村環作品展“アリス!”=5月2日(金)-11日(日)11:00-19:00、ギャラリー門馬ANNEX。中央区旭ヶ丘2)。の搬入作業に取りかかっているわけで、アップがおそくなって非常に申し訳ないのですが、考えてみれば、彼女がCDショップの片隅で初の個展をささやかにひらいたのはわずか1年前のこと、その後、矢継ぎ早に個展や2人展をひらい . . . 本文を読む