(承前)
早歩きのためにクタクタになりながら「望洋の碑」の前にたどり着きました。
太平洋が一望できますが、あたりはすでに薄暗くなっています。
銘板によれば、白糠漁業協同組合が創立20周年記念に建立したものだそうです。
崖の真下には漁港があり、ちょうどレリーフが海に向かっている格好で、設置場所として最適だと思いました。
手前から、カレイのような魚を右手からさげて腰かけている女性、サケのような魚を高く両手で掲げている男児、腰に両手をあてて遠くを見つめる男性の3人の像になっています。
「太陽の手」に比べると知名度はすこし劣るようで、ネット検索をかけても、あまりヒットしません。
以上7基、白糠町内にある野外彫刻の紹介を終わります。
これでコンプリートしたぜ! と思っていましたが、北海道デジタル彫刻美術館を見ると、題・作者ともに不明の彫刻が白糠中学校前にあることになっています。
写真によると、すわったセーラー服姿の女子生徒と、学生服姿で学帽をかぶり立っている男子生徒が向き合っている彫刻で、女子生徒は自分の前で合わせた両手の上に、男子生徒は右腕に、いずれもハトのような鳥を腕に止まらせています。
(画像は、北海道デジタル彫刻美術館から転載しました)
ただし、白糠中は2022年8月、白糠小と統合して「義務教育学校白糠学園」として再出発しています。
白糠中の校舎が白糠学園として使われているようです。
念のため、校地の周辺を、グーグルのストリートビューで見てみましたが、このような彫刻は見当たりません。
また、サイト「彫刻家 斉藤一明の世界」によると、釧路の彫刻家、故斎藤一明の「潮流 98-A」と「潮流 98-B」は2000年の全道展に「ふたり」と題する1作品として出品されたのち、白糠町に寄贈され、茶路小中学校に設置されているとのことです。
サイトの写真を見ると、玄関ロビーのような所に置かれているようなので、勝手に入って見るわけにはいかなさそうです。
このほか、サイト「ウレシパ シラリカ 白糠のアイヌ文化」( https://www.shiranuka-ainu.jp/ )の「アイヌ伝統文化空間」のページには、パシクル海岸には「フンペリムセ発祥地」が、サシウシチャシ跡には「刺牛の砦址」の碑が、それぞれあると書かれています。
いずれも白糠市街地からは離れており、コンプリートへの道は険しそうです。
過去の関連記事へのリンク
「太陽の手」(白糠町)
■宮の森 この地が生んだ芸術 (2021)
本郷新「朝倉義衛翁」 オホーツク管内滝上町の野外彫刻(5)
本郷新「緑の環」ふたたび 苫小牧の野外彫刻(19)
本郷新「無辜の民」をもう一度見に来た(2020)
■本郷新と「無辜の民」(2019~20)
■彫刻家・本郷新の見た「異国」
長万部の野外彫刻
本郷新「相武吉治郎翁」 苫小牧の野外彫刻(4)
本郷新「緑の環」 苫小牧の野外彫刻(3)
本郷新「勇払千人同心」 苫小牧の野外彫刻(2)
本郷新「鳥の碑」(石狩)
彫刻倒れ職員けが 本郷新記念札幌彫刻美術館
本郷新「無辜の民」ー石狩・厚田アートの旅(2)
嵐の中の母子像
「マッサン」と、札幌・大通公園の彫刻「泉」の深い関係
本郷新「オホーツクの塔」
網走新聞のシリーズ記事「まちの彫刻」
札幌から函館への旅・続き=JR室蘭線の錦岡―社台間の車窓から見える「緑の環」
魚の彫刻を正面から見るとヘンな顔になっている件について
本郷新「三輪龍揚像」「小林篤一像」
本郷新「オホーツク海」
宮の森緑地で
■札幌第二中学の絆展 本郷新・山内壮夫・佐藤忠良・本田明二 (2009、画像なし)
■独創性への道標-ロダン・高村光太郎・本郷新展(2009年、画像なし)
札幌市西区・宮の森緑地(Miyanomori-greenhill,Sapporo)
本郷新「石川啄木像」 釧路の野外彫刻(11)
本郷新「釧路の朝」 釧路の野外彫刻(9)
本郷新「道東の四季 冬」 釧路の野外彫刻(6)
南部忠平顕彰碑
「北の母子像」本郷新
札幌・宮の森緑地 (鳥を抱く女、太陽の母子)
網走の野外彫刻
本郷新「奏でる乙女」
早歩きのためにクタクタになりながら「望洋の碑」の前にたどり着きました。
太平洋が一望できますが、あたりはすでに薄暗くなっています。
銘板によれば、白糠漁業協同組合が創立20周年記念に建立したものだそうです。
崖の真下には漁港があり、ちょうどレリーフが海に向かっている格好で、設置場所として最適だと思いました。
手前から、カレイのような魚を右手からさげて腰かけている女性、サケのような魚を高く両手で掲げている男児、腰に両手をあてて遠くを見つめる男性の3人の像になっています。
「太陽の手」に比べると知名度はすこし劣るようで、ネット検索をかけても、あまりヒットしません。
以上7基、白糠町内にある野外彫刻の紹介を終わります。
これでコンプリートしたぜ! と思っていましたが、北海道デジタル彫刻美術館を見ると、題・作者ともに不明の彫刻が白糠中学校前にあることになっています。
写真によると、すわったセーラー服姿の女子生徒と、学生服姿で学帽をかぶり立っている男子生徒が向き合っている彫刻で、女子生徒は自分の前で合わせた両手の上に、男子生徒は右腕に、いずれもハトのような鳥を腕に止まらせています。
(画像は、北海道デジタル彫刻美術館から転載しました)
ただし、白糠中は2022年8月、白糠小と統合して「義務教育学校白糠学園」として再出発しています。
白糠中の校舎が白糠学園として使われているようです。
念のため、校地の周辺を、グーグルのストリートビューで見てみましたが、このような彫刻は見当たりません。
また、サイト「彫刻家 斉藤一明の世界」によると、釧路の彫刻家、故斎藤一明の「潮流 98-A」と「潮流 98-B」は2000年の全道展に「ふたり」と題する1作品として出品されたのち、白糠町に寄贈され、茶路小中学校に設置されているとのことです。
サイトの写真を見ると、玄関ロビーのような所に置かれているようなので、勝手に入って見るわけにはいかなさそうです。
このほか、サイト「ウレシパ シラリカ 白糠のアイヌ文化」( https://www.shiranuka-ainu.jp/ )の「アイヌ伝統文化空間」のページには、パシクル海岸には「フンペリムセ発祥地」が、サシウシチャシ跡には「刺牛の砦址」の碑が、それぞれあると書かれています。
いずれも白糠市街地からは離れており、コンプリートへの道は険しそうです。
過去の関連記事へのリンク
「太陽の手」(白糠町)
■宮の森 この地が生んだ芸術 (2021)
本郷新「朝倉義衛翁」 オホーツク管内滝上町の野外彫刻(5)
本郷新「緑の環」ふたたび 苫小牧の野外彫刻(19)
本郷新「無辜の民」をもう一度見に来た(2020)
■本郷新と「無辜の民」(2019~20)
■彫刻家・本郷新の見た「異国」
長万部の野外彫刻
本郷新「相武吉治郎翁」 苫小牧の野外彫刻(4)
本郷新「緑の環」 苫小牧の野外彫刻(3)
本郷新「勇払千人同心」 苫小牧の野外彫刻(2)
本郷新「鳥の碑」(石狩)
彫刻倒れ職員けが 本郷新記念札幌彫刻美術館
本郷新「無辜の民」ー石狩・厚田アートの旅(2)
嵐の中の母子像
「マッサン」と、札幌・大通公園の彫刻「泉」の深い関係
本郷新「オホーツクの塔」
網走新聞のシリーズ記事「まちの彫刻」
札幌から函館への旅・続き=JR室蘭線の錦岡―社台間の車窓から見える「緑の環」
魚の彫刻を正面から見るとヘンな顔になっている件について
本郷新「三輪龍揚像」「小林篤一像」
本郷新「オホーツク海」
宮の森緑地で
■札幌第二中学の絆展 本郷新・山内壮夫・佐藤忠良・本田明二 (2009、画像なし)
■独創性への道標-ロダン・高村光太郎・本郷新展(2009年、画像なし)
札幌市西区・宮の森緑地(Miyanomori-greenhill,Sapporo)
本郷新「石川啄木像」 釧路の野外彫刻(11)
本郷新「釧路の朝」 釧路の野外彫刻(9)
本郷新「道東の四季 冬」 釧路の野外彫刻(6)
南部忠平顕彰碑
「北の母子像」本郷新
札幌・宮の森緑地 (鳥を抱く女、太陽の母子)
網走の野外彫刻
本郷新「奏でる乙女」
(この項続く)