北海道美術ネット別館

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亀井由利個展(9月27日まで)

2006年09月26日 08時09分10秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 亀井さんは新道展の会員で、二科展にも入選をかさねています。おもなモティーフとして描いているのはトルソというか、人体の一部分で、新道展にも、胴体だけとか、下半身だけとかの絵を、組み作品にして出品しています。今回の個展でも、黒い地に白の絵の具で人体の一部を描いた作品が6点と、全体の半数近くを占めています。
 全身像や半身像といった一般的な人物画よりも、人間存在そのものに迫っているような感じがします。
 なお、亀井さんは、作品タイトルが「無題」となっていることが多く、今回も表示がありません。
 冒頭の画像に掲げた抽象画2点は、雪解け水が流れるようすを描いたものだそうです。サンド(砂)なども混ぜて、おもしろいマティエールになっています。
 このほか、コラージュも4点あります。鍵などを貼り付けた作品は、新道展っぽい印象を受けます。異色なのは薬のカプセルや錠剤をびっしりとならべた作品。これほどたくさんの種類があると、かなり変わった雰囲気があります。

9月15日(金)-27日(水)11:00-21:00 日曜休み
画廊喫茶チャオ(北区北24西4 モンレーブ24ビル 3階) 地下鉄南北線北24条駅1番出口おりてすぐ

27日19:30から、クロージングパーティをかねて、ユニット「Dallhi(デリー)」によるライブあり。500円(飲食代は別にかかります)

■04年の2人展


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