(承前)
Akihiko Itoh "Yard of Sense"
伊藤明彦さんは1960年生まれ、札幌在住。
旭川の東海大で教壇に立っている。
個展のほか、毎年正月恒例のNew Point展にも参加している。
個人的には伊藤さんというと、蝋型ブロンズの小品のイメージが強かったので、この作品には「やられた~っ」という感じを受けた。
積極的に何かを造形するのではなく、かつてここにあったホテルの池の跡地を活用し、そこに粘土、花器、モミの木のドライニードルなどを加えたインスタレーション。
いわば、void(空隙)を作品化している。
あるいは、廃墟として残存している建物そのものよりも、空隙であることによっていっそう、その不在を際立たせているともいえるだろう。
つまり、これは、ちょっと大げさにいえば、不在の彫刻、といえるのではないだろうか。
□伊藤明彦の造形世界 http://www.hokkaido-club.com/itoh/itoh.html
□STV北二条ビル エントランスアートで開いた個展
■伊藤明彦作品展(2004年)
Akihiko Itoh "Yard of Sense"
伊藤明彦さんは1960年生まれ、札幌在住。
旭川の東海大で教壇に立っている。
個展のほか、毎年正月恒例のNew Point展にも参加している。
個人的には伊藤さんというと、蝋型ブロンズの小品のイメージが強かったので、この作品には「やられた~っ」という感じを受けた。
積極的に何かを造形するのではなく、かつてここにあったホテルの池の跡地を活用し、そこに粘土、花器、モミの木のドライニードルなどを加えたインスタレーション。
いわば、void(空隙)を作品化している。
あるいは、廃墟として残存している建物そのものよりも、空隙であることによっていっそう、その不在を際立たせているともいえるだろう。
つまり、これは、ちょっと大げさにいえば、不在の彫刻、といえるのではないだろうか。
□伊藤明彦の造形世界 http://www.hokkaido-club.com/itoh/itoh.html
□STV北二条ビル エントランスアートで開いた個展
■伊藤明彦作品展(2004年)
(この項続く)