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興部

2012年02月07日 23時30分49秒 | つれづれ写真録


 


 農協の古いマークが渋い。




 左は大衆食堂の跡。
 右は電気屋だったとおぼしい。
 もちろん、いずれも営業していないと思われる。 





 所用があって、興部おこっぺまで車で行ってきた。

 ここに掲載した写真は、最後の1枚をのぞき、いずれも市街地のもの。
 ただし、筆者の用事は、市街地から離れたところであったため、車で行かざるを得なかった。

 もっとも、仮に用事が市街だったとしても、遠軽でJRからバスに乗り換え、さらに紋別でバスを乗り継がなくては行けないので、車で行ったと思う。

 国鉄時代には、名寄本線と興浜南線こうひんなんせんの分岐点であり、交通の要衝であった。

 いまも、かつて興部駅があった場所は、「道の駅」兼バス停になり、北紋バスや名士バスのいろいろな路線が発着するが、きょう筆者が見た範囲内ではどれも乗客は少なかった。


 ただし、市街地はお世辞にもにぎやかとはいえないものの、知人に言わせると、飲食店はどこもけっこうおいしく、ハズレがないとのことだ。


 なお、興部は海に面しているが、興部市街地に港はない。
 漁港は、興部市街地と紋別市の中間にある沙留 さ るる地区にある。


 沙留と紋別の間は、片側にオホーツク海、もう片側に原野や山林という、広漠たる風景が広がる。
 その間を、国道が通っている。

 国道を走っていると、旧国鉄名寄本線の軌道跡がいまもはっきりとわかるのだが、このあまりに物寂しい、人間の存在の感じられない風景を見ていると、まあ、鉄道が廃止になるのもわかるよなあという気がしてくるのだ。




 オホーツク海は、わずかな流氷の切れ端が浮かんでいる程度だった。

 もっとも、知床には接岸しているようで、場所によって状態は相当異なる。


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