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河田卓「わんぱく」(オホーツク管内小清水町) 寒い連休(5)

2021年05月10日 08時19分12秒 | 街角と道端のアート
(承前)



 さて、異例の記事が続いた「寒い連休」シリーズですが、この日(5月1日)唯一、いつもと同じ心境で見ることのできた公共彫刻を紹介します。
 小清水町図書館が入っている「コミュニティプラザ」(オホーツク管内小清水町南町1)の広場で見ることができた、子どもたちと動物の具象彫刻で、ひと息つきたいと思います。


 作者は網走の彫刻家河田卓さん。
 小清水町で本格的な開拓が始まり120周年を迎えたのを記念して1998年に設置されました。

 除幕式のもようを伝える当時(10月4日)の北海道新聞によりますと、メインの作品は高さ1.8メートルのブロンズ製。

 
 河合淳町長は「“わんぱく”な小清水の子が、二十一世紀のマチを担う気にさせる素晴らしい作品」とあいさつ。河田さんも「自然と人間の調和を描いた作品ができ、満足している」と話していた。

 町は同広場にさらに四基のブロンズ像を建て、ミズナラなど六十本を植樹する予定で、数年後には二千平方メートルの広場の整備が完了する。


と、記事は締めくくられています。

 というわけで、図書館裏の広場には計5基の河田卓作品があり、いずれも、元気いっぱいの子どもたちを表現しています。
 これほど、動的な人体彫刻が集まっているのも、わりと珍しいのではないでしょうか。

 5基もあり、それぞれ離れて設置されていることから、ここでは二つの記事にわけて紹介します。
 なにを表現しているのかについては、とくに解説は不要でしょう。

 ただ、冒頭の、いちばん大きな作品が「わんぱく」なのか、それともこの5基をまとめて「わんぱく」と題するのか、いまひとつはっきりしません。
 もし、冒頭の作だけが「わんぱく」だとしたら、残る四つの題は不詳ということになります。








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・網走バス「小清水線」で終着の小清水バスセンター降車。約150メートル、徒歩2分



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