道教大札幌校を卒業後も精力的に制作、発表活動をつづけている武田浩志さんの個展。正式には、Hiroshi Takeda a.k.a. Azkepanphan [Utopia MoMo-lro2]というタイトルです。どうして、いつもこんな長い名義で発表しているのかはわかりませんが…。今回の個展は、武田さん独特の平面と、ギャラリー空間内に大きな小屋を設置する「Takeda System」の2本柱がメーンといえそうです。
CAIからとどいたメールを紹介します。
今回の武田さんの平面作品には、具体的なモティーフはほとんど出てきません。金箔の上に、稲妻のような模様が走ったり、水引や竜を連想させるふしぎな記号が加えられている…といったあんばいです。なんだかよくわからないし、すごくダサイのだけれど、それをとてもスタイリッシュにやっているというか、意図的にかっこ悪い絵を描くことで、しかしその高い技術水準でかっこよさが表現されているというか、ようするに、ことばで説明することが非常にむつかしい絵です。
村上隆をふまえていることは、おそらく確かだと思いますが、ぜんぜん似ていないです。
このエントリを書くにあたり、作者のサイトを見たのですが、「PROFILE」のくだりで、Art Netは(2001-)となっているのに、LOPPACOは(2001-03)になっているのを見て、感じるものがありました。そっか、ロッパコは終わっているんですね。アートネットのほうはサイトも見つからないし事実上休眠中だと思うんですが。
8月26日(土)-9月9日(土)13:00-19:00、日曜休み
CAI現代芸術研究所(中央区北1西28 地図D)
□azkepanphan website
■03年の個展(画像なし)
CAIからとどいたメールを紹介します。
とにかく視野の広い作家である。
大学に在籍中から平面作品を中心に活動しており、揺るぎないテクニックと洞察力とで完成度の高い作品を制作していた。
その後サブカルチャー寄りの美術が東京を中心に台頭した頃から、武田も例に漏れず、日本の伝統技術である金箔、屏風に漫画やアニメキャラクターを融合させた作品や無機質な機械仕掛けのオブジェを発表するなど、美術シーンの動向にも敏感に対応する器用な一面もある。
最近では、その完成度の高いテクニックを駆使しながらギャラリー内に大きな小屋を制作し、内部には平面、オブジェはもとよりサウンドインスターションを仕掛けるなど、武田流の美術館を登場させ、ヨーロッパでの発表でも高い評価を得ている。
今回の武田さんの平面作品には、具体的なモティーフはほとんど出てきません。金箔の上に、稲妻のような模様が走ったり、水引や竜を連想させるふしぎな記号が加えられている…といったあんばいです。なんだかよくわからないし、すごくダサイのだけれど、それをとてもスタイリッシュにやっているというか、意図的にかっこ悪い絵を描くことで、しかしその高い技術水準でかっこよさが表現されているというか、ようするに、ことばで説明することが非常にむつかしい絵です。
村上隆をふまえていることは、おそらく確かだと思いますが、ぜんぜん似ていないです。
このエントリを書くにあたり、作者のサイトを見たのですが、「PROFILE」のくだりで、Art Netは(2001-)となっているのに、LOPPACOは(2001-03)になっているのを見て、感じるものがありました。そっか、ロッパコは終わっているんですね。アートネットのほうはサイトも見つからないし事実上休眠中だと思うんですが。
8月26日(土)-9月9日(土)13:00-19:00、日曜休み
CAI現代芸術研究所(中央区北1西28 地図D)
□azkepanphan website
■03年の個展(画像なし)