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國松明日香「テルミヌスの風」

2018年07月25日 16時09分28秒 | 街角と道端のアート
 ときどき美術展の会場に使われている「JRタワー・プラニスホール」。
 おなじフロアに「そらのガーデン」という、一種の空中庭園があり、色とりどりの花が咲き乱れています。

 その中に、北海道を代表する彫刻家、國松明日香さんの「テルミヌスの風」が立っています。


 「テルミヌス」というのはローマ神話で、所有地の境界に立てた標石や標柱の神のことだそうです。
 JR札幌駅の再開発では、パセオ地下に、テルミヌス広場が設けられるなど、デザインの指揮を執った五十嵐威暢さんによって、この名を冠した作品が各所に設置されました(□パセオの関連ページ)。

 國松さんの他の野外彫刻と同様、さびにくいコールテン鋼という素材が用いられています。
 JRタワーの公式ページによると、230×157×75cmとのこと。

 見る角度によって、さまざまな表情を見せるのが國松作品ですが、とりわけこの彫刻は形状が異なって見えます。
 ぐるっと周囲を1周して、いろいろなフォルムを楽しみたい作品です。


 ちょっと話は変わりますが、いまはビックカメラやユニクロなどのテナントが入っている「札幌ESTA」の建物はかつて「そごう」という百貨店でした。
 デパートの屋上といえば遊園地という時代がありましたが、そごうの屋上はどうだったのでしょうか。




□「そらのガーデン」 http://www.tabirai.net/sightseeing/column/0001339.aspx


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