北海道美術ネット別館

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2024年10月13日と14日

2024年10月15日 17時24分00秒 | つれづれ日録
 札幌大谷大で学園祭にあわせ、12、13の2日間のみ教員の展覧会が学内で開かれていたので、東区役所前まで足をのばしました。
 平向功一さんが大きなレリーフ状の正方形の作品を壁に掛けていて、目を引きました。
 朝地信介さんの作品は、表面が透明な樹脂で覆われた、これも60号はありそうな作品。
 松隈康夫さんは、ほんとうに久しぶりに作品を見ました。木の塊? を黄色い、穴がいっぱいあいた樹脂ですっぽりと覆っていました。
 驚いたのは小町谷圭さん。雪景色の写真を、近くにつるしてある虫眼鏡を通して見ると、白黒反転して見えるのです。虫眼鏡を裏返してもう一度見ると、さらに真っ黒になります。どういうしくみなんだろう?

 玄関附近でサムホールが大半の学生小品展が開かれていましたが、ほかの学園祭っぽい模擬店などの企画や展示は全部スルー。
 帰り道、環状通を渡るときに、見慣れたゲオなどの建物が見えました。
 大谷大って、東区役所前から行っても環状通東駅から行っても距離は大差ないような気がしました。

 この日外出したのは、道立文学館で開かれる吉本隆明生誕100年記念の講演会のお誘いを受けたためです。

 正直に告白すれば、疲れがたまっていたし、自分自身が吉本隆明のファンというほどでないこともあり、家で野球のテレビ観戦でもしといたほうが良かったかなあと、行く前には思っていました。

 講師は文芸評論など多方面に執筆する三浦雅士さん。
 この講演が無類のおもしろさで、話は脱線に次ぐ脱線。三浦さんはけっきょく、用意されていたいすには一度も腰かけず、壇上を左右に行ったり来たりしながらの熱弁でした。筆者は最前列にすわっていたので、壇から落ちないかとひやひやしていました。
 いちおうレジメは用意されていましたが、ぜんぜん見ないでしゃべり倒すんだもんなあ。聴けて、良かったです。
 
 なお、文学館ロビーでは、フリマの小型版みたいのが開かれていて、イラストレーターのMさんがブースを出していました。
 
 
  
引き続きギャラリー巡り。

 市資料館(STARS写真展 色・いろ・iro3 !/第44回ぐるーぷ真駒内展/第22回ニッコールクラブ道央支部写真展/第10回デフフォトクラブ写真展/フォトクラブ写友写真展)

→カフェ北都館ギャラリー(川口一菜日本画展「ネコなの科?」)
 
 北都館では珍しくケーキセットを註文。

 澄川駅で、娘と合流し、スーパーマーケットで総菜を買って帰りました。



 14日は小樽に行くはずでしたが、大寝坊で断念。
 
 午後になってから、本郷新記念札幌彫刻美術館の「サンクスデー」をのぞいてみました。
 友の会の清掃では、ほとんど戦力になれずにすみません。
 本館で「三人の手」など映画2本を見ました。

 SCARTSコート2階で「yuria 写真展」を見ました。
 最近盛り上がっているポートレート界隈ですが、ひとりのモデルを十数人が撮るという珍しい企画で、しかも一度や二度の撮影会で済ませるのではなくて、かなりの長期間にわたってさまざまなシチュエーションや場所でレンズを向けていました。まさに労作の展覧会といえる好企画でした。

 これで10月になってから足を運んだギャラリー・美術館は計44カ所になりました。


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