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大丸札幌店に美術画廊オープン

2008年03月05日 21時51分59秒 | 情報・おしらせ
 企画・商業ギャラリーの少ない道内にあって、百貨店の画廊は貴重な存在です。
 札幌では三越と丸井今井がデパートの画廊の双璧といえるでしょう。とりわけ三越は、平山郁夫氏など有力画家の個展をひらく一方、サイトで日程を公表するなど、積極的な活動をしているという印象があります。丸井今井も、海外作家から地元まで多様な展覧会をひらいていますが、立地が一条館の最上階という奥まったところのせいか、あまり人通りが多くないのが残念です。

 駅前地区では東急の5階に画廊があります。西武には画廊はなく、ロフトの「五番舘赤れんがホール」で催しをおこなっています。
 催事場での美術展の開催にことのほか熱心で、これまでに梅原龍三郎や魯山人、デ・キリコらの展覧会をひらいて「アートする百貨店」を標榜してきた大丸が、画廊を有していなかったのはむしろ意外でした。
 大丸の画廊は、レストランや三省堂書店とおなじ8階にあります。一見したところ三越や丸井に比べると狭く、東急とおなじぐらいでしょうか。入り口がひろいので、入りやすい印象があり、それほど狭さは感じさせません。

 オープン第1弾は、片岡球子展。富士山のシリーズを中心におよそ20点ほどがならび、大半はリトグラフですが、肉筆の日本画も4点ほどありました。
 肉筆画には道内の山を題材にした作品も展示されていました。
 先日逝去した札幌生まれの日本画の巨匠、片岡球子の展示は、丸井今井でも10日までおこなわれています。

 画像は、画廊でいただいたリーフレットです。
 それによると、今月の日程はつぎのとおりです。

3月1-11日 片岡球子展
 12-18日 織田広比古展
 19-25日 ロイ・フェアチャイルド絵画展
 26日-4月1日 小杉小二郎展


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