北海道美術ネット別館

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年功序列はいいことだ

2019年08月02日 22時05分36秒 | つれづれ日録
 よくツイッターなどで
「老害に腹立つ。なんであんなのが上にいるんだ。実力主義の世の中になればいい」
などと息巻いている人がいる。
 実力主義の世の中になれば、自分が出世できると思っているらしい。
 こういう人は、自分がずーっとうだつの上がらない存在として、将来は年下の上司にこき使われる可能性がけっこうあるーということには、想像力が及ばないらしい。

 年功序列は平等な制度である。
 誰でもある程度までは高い地位に上れるということは、多くのボンクラな勤め人にとってどれほどの希望であることだろう。
 ごくおおまかにいって、20~30代の社員と、40~50代の社員がやる仕事というのはそもそも違う。現場で動き回っている若手のうちはわからないだろうが、その若手を統括したり、連絡のハブになったり、バックアップを担当したり、という仕事は、意外と多く存在する。
 それを引き受けるのが、ベテランの役目であり、頭の回転の速さなどとは関係ない能力を求められることもあったりする。



 …と思って、2006年以来、裏方や中間管理職を地味にやってきたのに、とつぜん2019年7月から現場に放り出されてしまった。
 取材の仕方、原稿の書き方など、すべて忘れている。
 さいわい、一人しかいない25歳の部下が優秀で元気で、わからないことがあったら彼に聞けばほとんど解決するので、大いに助かっている。
 しかし、取材の数はそれなりにあるので、毎日遊んで暮らすわけにもゆかない。
 また、間違いなく彼のほうが先に転勤していなくなるだろう。あんまり先のことを思いわずらっても仕方ないが。

 寄る年波には勝てず、現場を走り回っていると、若いころの3倍はくたびれる。
 とにかく体力がないのだ。



 札幌で何度も尋ねられたのは、つぎの2点だ。

「美術の発信はどうするんですか?」
「ライジングサン・ロックフェスティバルには行くんですか?」

 本音を言うと、この手の質問には「知らん」としか答えようがない。

 遠軽支局の仕事量を決めるのは筆者ではないのだ。

 美術の発信がどうなるかは、ブログを見ていてくださいとしか言えない。
 スマートフォンやパソコンを持っていない方には申し訳ないが。
 いまはまだ毎日更新するアート関連のネタがあるけれど、そう遠くないうちに尽きるのではないだろうか。

 Rising Sun Rock Festival in EZO 2019については、すでにチケット全種類が売り切れているので、筆者はたぶん行かないだろう。



 あとは、箇条書きで。

・遠軽支局の管轄はオホーツク管内遠軽、湧別、佐呂間の3町。人口は順に、約2万、約9千、5200

・地域版はオホーツク管内で「遠軽・紋別版」「網走・美幌版」「北見版」「オホーツク版」の4ページを制作している。デジタル版ではすべて読めます

・支局と支局長住宅はくっついており、中で移動できる。通勤時間数十秒。通勤手当は支給されない(当たり前ですね)

・支局長住宅は2階建て5LDKだが、単身赴任のため、2階の部屋はまったく使用していない

・仕事で使うためのリース車が1人1台ある。支局により車種が異なり、遠軽はマツダCX-3

・1カ月間で遠軽支局から出稿されたアートに関する記事は4本。そのうち筆者が書いたのは、遠軽町図書館で「もりのやきゅうちーむふぁいたーず」の絵本原画展と、絵手紙同好会の展示の2本。支局管内に美術館、ギャラリーはない

・「以前、北見にいらしたんですね」とは何度か言われたことがあるが、blogやツイッターのことは、いわれたことがない


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