イーロン・マスクによる買収劇で「X」という名になった後のTwitter(ツイッター)がなんとなく窮屈に感じられるようになってきたことは、多くの人が漏らしています。認証マークなどさまざまな有料プランを始める一方で、百花繚乱のにぎわいを見せていたサードパーティー・アプリはほぼ壊滅状態に追い込まれました。最近では、米国大統領選に絡んで、Xのアルゴリズムをいじってトランプ支持のポスト(ツイート)が流れやすくなるようにしたのではという疑惑を、フランスを代表する新聞「ル・モンド」が報じたようです。英国の有力メディア The Gardians はX への投稿をやめると発表したばかりです。
「ツイッターもフェイクニュースや陰謀論、恫喝がはびこる無法の世界になってしまった」
と、bluesky へ待避する動きも出ているようです。すでに利用者は2千万人を突破し、実は筆者もアカウントを一応つくりました。
でもねー、ツイッターが「2ちゃんねる」利用者らの流入で一気に殺伐とした前例を思えば、招待制がなくなり誰もが自由に入れる bluesky もおなじ運命をたどり、差別主義者や陰謀論者がはびこりそうな気がしてなりません。
思えば、mixi は平和だったなあ。みんな、mixiに戻ろうよ(といっても、どうにもならないんだが)。
先日、ある工芸作家との雑談でもSNS(ソーシャルネットワークサービス)の話題になったのですが、とくにアートクラスタの若い人では、Instagram(インスタグラム) の普及率が高く、Facebook(フェイスブック)はおじさんおばさんばかりだよねという結論?になりました。
しかし、印象論だけではつまらないので、ささやかなデータを。
ことし7月に札幌のコンチネンタルギャラリーで開かれた「KANI フィルター写真展」は、高水準の美しいネイチャーフォトや星景写真が並んでいましたが、キャプションの名前の横にQRコードが添えられ作者のサイトなどに飛べるのも便利でした。
その内訳をみると…
ウェブサイト 31
Instagram 18
Twitter(X) 8
Facebook 5
QRコードなし 6
でした。
これは「全国の写真家・写真愛好家」の数字なので、北海道あるいは札幌のアート関係者全般と同じ傾向かどうかはなんともいえません。
とくに Twitter(現X)が、アップされている絵をAI(人工知能)に学習させることができることを明らかにして以降、イラストレーターがTwitterから撤退する動きが出てきているようです。
ただ、いますぐ Twitter(現X)から Instagram なり Bluesky なりに引っ越すかといわれたら、そんなかんたんな話じゃないですよね。
自慢するようで気が引けますが、筆者の Twitter のフォロワーは6000を一時上回っていました。
その後 bot アカウントが凍結されたことなどもあって、11月25日現在「5878」となっています。
このなかには、フォロー数にくらべてフォロワー数が圧倒的に多い有名人(たとえば津田大介さん、はむぞうさん、小田原のどかさん、大友良英さん、松尾貴史さん…)もなぜか含まれており、正直なところ、いまやめちゃうのはもったいない と言わざるを得ません。
もうひとつは、やはり Twitter(現X)は使い勝手がいいんですよ。
「アルゴリズムがどうの」「広告が多い」
などと嘆いている人もいますが、筆者は「おすすめ」(いわゆるタイムライン=TL)はまったく見ておらず、もっぱら「リスト」をチェックしています。
リストに自分のよく見るアカウントを入れればいいのです。これは非公開にもできます。
リストは時系列の順で流れてきますし、広告もありません。
もっとも、筆者は以前ほど Twitter(現X) を有効に活用しているとはいえません。
コロナ禍前までは、毎週木曜日などに、開催中の展覧会情報を大量に流していたのですが、予約投稿に用いていた Hootsuite や TweetDeck といったアプリがイーロン・マスクのせいで有料化してしまったのです。実は、 Twitter(現X) の公式アプリからも予約投稿は可能なのですが、慣れていないこともあって、復活できていないまま現在に至っています。
使い勝手の話に戻ると、Instagram は時系列ではないどころか、6日前、7日前の古い投稿も流れてきて、情報としてどうよ? という場合が多すぎます。
展覧会情報などをよく流してくれるアカウントだけをリストにまとめることが、 Twitter(現X) ではできるのですが、Instagram で可能だという話は聞いたことがありません。その代わり、ハッシュタグの文化があるのだと思われます。
ついでにいえば、Facebook は、顔見知り限定で友だち申請を受け付けているのですが、友だちではないアカウントのフィードや広告ばかりが流れてきてほんとうにうんざりです。
Threads はアカウントを作っただけでまったく動かしていません。
しばらくの間、様子を見ながら Twitter(現X) を使っていくしかないのかもしれません。
というわけで、Instagram で情報を集めるのに良い手法をご存じの方はぜひご教示ください。
「ツイッターもフェイクニュースや陰謀論、恫喝がはびこる無法の世界になってしまった」
と、bluesky へ待避する動きも出ているようです。すでに利用者は2千万人を突破し、実は筆者もアカウントを一応つくりました。
でもねー、ツイッターが「2ちゃんねる」利用者らの流入で一気に殺伐とした前例を思えば、招待制がなくなり誰もが自由に入れる bluesky もおなじ運命をたどり、差別主義者や陰謀論者がはびこりそうな気がしてなりません。
思えば、mixi は平和だったなあ。みんな、mixiに戻ろうよ(といっても、どうにもならないんだが)。
先日、ある工芸作家との雑談でもSNS(ソーシャルネットワークサービス)の話題になったのですが、とくにアートクラスタの若い人では、Instagram(インスタグラム) の普及率が高く、Facebook(フェイスブック)はおじさんおばさんばかりだよねという結論?になりました。
しかし、印象論だけではつまらないので、ささやかなデータを。
ことし7月に札幌のコンチネンタルギャラリーで開かれた「KANI フィルター写真展」は、高水準の美しいネイチャーフォトや星景写真が並んでいましたが、キャプションの名前の横にQRコードが添えられ作者のサイトなどに飛べるのも便利でした。
その内訳をみると…
ウェブサイト 31
Instagram 18
Twitter(X) 8
Facebook 5
QRコードなし 6
でした。
これは「全国の写真家・写真愛好家」の数字なので、北海道あるいは札幌のアート関係者全般と同じ傾向かどうかはなんともいえません。
とくに Twitter(現X)が、アップされている絵をAI(人工知能)に学習させることができることを明らかにして以降、イラストレーターがTwitterから撤退する動きが出てきているようです。
ただ、いますぐ Twitter(現X)から Instagram なり Bluesky なりに引っ越すかといわれたら、そんなかんたんな話じゃないですよね。
自慢するようで気が引けますが、筆者の Twitter のフォロワーは6000を一時上回っていました。
その後 bot アカウントが凍結されたことなどもあって、11月25日現在「5878」となっています。
このなかには、フォロー数にくらべてフォロワー数が圧倒的に多い有名人(たとえば津田大介さん、はむぞうさん、小田原のどかさん、大友良英さん、松尾貴史さん…)もなぜか含まれており、正直なところ、いまやめちゃうのはもったいない と言わざるを得ません。
もうひとつは、やはり Twitter(現X)は使い勝手がいいんですよ。
「アルゴリズムがどうの」「広告が多い」
などと嘆いている人もいますが、筆者は「おすすめ」(いわゆるタイムライン=TL)はまったく見ておらず、もっぱら「リスト」をチェックしています。
リストに自分のよく見るアカウントを入れればいいのです。これは非公開にもできます。
リストは時系列の順で流れてきますし、広告もありません。
もっとも、筆者は以前ほど Twitter(現X) を有効に活用しているとはいえません。
コロナ禍前までは、毎週木曜日などに、開催中の展覧会情報を大量に流していたのですが、予約投稿に用いていた Hootsuite や TweetDeck といったアプリがイーロン・マスクのせいで有料化してしまったのです。実は、 Twitter(現X) の公式アプリからも予約投稿は可能なのですが、慣れていないこともあって、復活できていないまま現在に至っています。
使い勝手の話に戻ると、Instagram は時系列ではないどころか、6日前、7日前の古い投稿も流れてきて、情報としてどうよ? という場合が多すぎます。
展覧会情報などをよく流してくれるアカウントだけをリストにまとめることが、 Twitter(現X) ではできるのですが、Instagram で可能だという話は聞いたことがありません。その代わり、ハッシュタグの文化があるのだと思われます。
ついでにいえば、Facebook は、顔見知り限定で友だち申請を受け付けているのですが、友だちではないアカウントのフィードや広告ばかりが流れてきてほんとうにうんざりです。
Threads はアカウントを作っただけでまったく動かしていません。
しばらくの間、様子を見ながら Twitter(現X) を使っていくしかないのかもしれません。
というわけで、Instagram で情報を集めるのに良い手法をご存じの方はぜひご教示ください。