札教大の同級生だった札幌在住の若手2人による絵画展も、シリウス通信によると3度目だそうです。
毎回、4プラホールで開かれています。
冒頭の画像は、左側が佐野さん、右側が富樫さん。
おおむね、入口から見て左側に佐野さんの絵が、右側に富樫さんの作品が展示されていました。
左側のいちばん大きな絵は、佐野さんの「絹糸の夜を紡ぐ」。昨年の道展入選作で、個展にも展示されていました。
これは佐野さんの「淡い境界」。80号クラスの、わりと大きな作品だったと思います。
おなじ題の、やはりサイズの大きめな作品がもう1点ありましたが、そちらは、ふたりの人物が、背中合わせに腰を下ろしているものでした。
それに対し、この絵は、人物は描かれず、オレンジ色のはっきりしない影だけが背景から浮き出て見えます。
人物を描くよりも、人物を取り巻く空気感のようなものを描くことができたら-という佐野さんの思いが感じられるようです。
佐野さんの「snow white」。3点組みです。
白い絵の具に溶けかかりそうな女性の顔、吹雪のような白く粗い絵肌、そして宵闇を思わせる藍の世界。
見る人が自由に物語を紡いでいけそうな作品です。
組作品というのは、相棒の富樫さんが学生時代によく用いていた手法ですが、「それに影響されたということではない」とのことでした。
佐野さんの作品では、昨秋の個展にも展示されていた「green oasis」の写真も撮りましたが、失敗してしまいました。
富樫さんは学生時代、日本画を専攻していました。
今回も展示されている作品の多くは日本画だと思います。
上の画像は、お正月に時計台ギャラリーでも展示されていた「happy rain make」。
スタンプを押してあるような装飾性が、日本画的というよりは、むしろポップな印象を与えます。
こういう作品の一方で、「rain field」のような、広漠とした広い空間を描いた4点組みの風景画もあります。
空間の雰囲気を描くという問題意識は、あるいは佐野さんと共通したものを感じさせます。
富樫さんのもう一つの顔が絵本作家。
朝に出したうんことともに空を飛ぶ旅をするというユーモラスな「おやじちゃん」をすでに出版していますが、上の画像は、その「おやじちゃん」の新作。
左は「ライジングサン参戦」。これはいいなー。女の人は背が低い場合が多いので、ステージがよく見えないでしょうから、この気持ちはわかります。
08年3月4日(火)-9日(日)10:00-20:30(最終日-18:30)
4プラホール(中央区南1西4 4丁目プラザ7階 地図B)
なお、2人展は会場を移して開催中です。
3月10日(月)-22日(土)12:00-21:00(13日から11:00-20:00)
Hanaagra Gallery(中央区南3西2 狸小路2丁目NIKOビル2階)
=地図は末尾に
□佐野さんのサイト「taeko展」
□富樫さんのサイト「はるかはる」
■佐野妙子油彩展(07年11月)
■06年の2人展
■panorama(04年、画像なし、佐野さん出品)
■とがしはるか「おやじちゃん」が出ました
■北海道教育大学日本画教室展(04年、画像なし)
■札教大卒展(04年。画像なし)
■にかわ絵展(04年。14の項。画像なし)
■aoiro 富樫はるか・日本画とペン画(02年。29日の項目、画像なし)
■にかわ絵展(03年、画像なし)
毎回、4プラホールで開かれています。
冒頭の画像は、左側が佐野さん、右側が富樫さん。
おおむね、入口から見て左側に佐野さんの絵が、右側に富樫さんの作品が展示されていました。
左側のいちばん大きな絵は、佐野さんの「絹糸の夜を紡ぐ」。昨年の道展入選作で、個展にも展示されていました。
これは佐野さんの「淡い境界」。80号クラスの、わりと大きな作品だったと思います。
おなじ題の、やはりサイズの大きめな作品がもう1点ありましたが、そちらは、ふたりの人物が、背中合わせに腰を下ろしているものでした。
それに対し、この絵は、人物は描かれず、オレンジ色のはっきりしない影だけが背景から浮き出て見えます。
人物を描くよりも、人物を取り巻く空気感のようなものを描くことができたら-という佐野さんの思いが感じられるようです。
佐野さんの「snow white」。3点組みです。
白い絵の具に溶けかかりそうな女性の顔、吹雪のような白く粗い絵肌、そして宵闇を思わせる藍の世界。
見る人が自由に物語を紡いでいけそうな作品です。
組作品というのは、相棒の富樫さんが学生時代によく用いていた手法ですが、「それに影響されたということではない」とのことでした。
佐野さんの作品では、昨秋の個展にも展示されていた「green oasis」の写真も撮りましたが、失敗してしまいました。
富樫さんは学生時代、日本画を専攻していました。
今回も展示されている作品の多くは日本画だと思います。
上の画像は、お正月に時計台ギャラリーでも展示されていた「happy rain make」。
スタンプを押してあるような装飾性が、日本画的というよりは、むしろポップな印象を与えます。
こういう作品の一方で、「rain field」のような、広漠とした広い空間を描いた4点組みの風景画もあります。
空間の雰囲気を描くという問題意識は、あるいは佐野さんと共通したものを感じさせます。
富樫さんのもう一つの顔が絵本作家。
朝に出したうんことともに空を飛ぶ旅をするというユーモラスな「おやじちゃん」をすでに出版していますが、上の画像は、その「おやじちゃん」の新作。
左は「ライジングサン参戦」。これはいいなー。女の人は背が低い場合が多いので、ステージがよく見えないでしょうから、この気持ちはわかります。
08年3月4日(火)-9日(日)10:00-20:30(最終日-18:30)
4プラホール(中央区南1西4 4丁目プラザ7階 地図B)
なお、2人展は会場を移して開催中です。
3月10日(月)-22日(土)12:00-21:00(13日から11:00-20:00)
Hanaagra Gallery(中央区南3西2 狸小路2丁目NIKOビル2階)
=地図は末尾に
□佐野さんのサイト「taeko展」
□富樫さんのサイト「はるかはる」
■佐野妙子油彩展(07年11月)
■06年の2人展
■panorama(04年、画像なし、佐野さん出品)
■とがしはるか「おやじちゃん」が出ました
■北海道教育大学日本画教室展(04年、画像なし)
■札教大卒展(04年。画像なし)
■にかわ絵展(04年。14の項。画像なし)
■aoiro 富樫はるか・日本画とペン画(02年。29日の項目、画像なし)
■にかわ絵展(03年、画像なし)
搬出搬入お疲れ様です。
二十日は、さのさんの回ったコースの後をわたしが回っていたらしく、あちこちのギャラリーの芳名帳でさのさんのお名前をお見かけしました。
あの場所は人の出入りが少ないと思っていたら、
意外と若い人達がふらりと見ていってくれて
うれしいです。
ほんとうは全部の絵に光あてたかったのですが
照明がついていないので
なかなか難しいです。。
でも今回の暗い中にぼんやりうかんでいる感じも
意外と気に入っていたりします。
トラバ打たせてもらいました。
nicoの会場にも行きました。
「絵本展」も見ました。
やっぱ、ほんとに絵本を出しているっていうのは、強いですねー。
これからもよろしくお願いします。
がんばってください。
今回も掲載していただき、ありがとうございました!