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吉田芳夫「大泉源郎氏寿像」 苫小牧の野外彫刻(16)

2019年06月20日 07時08分35秒 | 街角と道端のアート
(承前)

 昨年秋から断続的に掲載しているこのシリーズもそろそろ一区切りつけたい。
 次の(17)で、とりあえず終了の予定だ。

 ただし、これまで紹介してきたのは、出光カルチャーパークとその周辺の野外彫刻であり、苫小牧駅方面の作品はまだ見ていない。
 数年後に、この続きが再開される可能性もある。




 この胸像は、苫小牧市美術博物館の近くに立っている。



 1910年(明治43年)生まれ。
 1963年に苫小牧市長に初当選し、5期20年務めた。
 この間、苫小牧市には多くの企業・工場が進出し、苫小牧港の開発も進んで、同市の発展に力を尽くしたとして、名誉市民に選ばれている。

 なお、この像については、苫小牧市のサイトの「苫小牧の彫刻 野外彫刻について」には記載がないようだが、作者は吉田芳夫という人であるらしい。

 東京文化財研究所のサイトによると、吉田芳夫は1912年、東京の、代々彫刻を家業とする家に生まれる。
 東京美術学校(現東京藝大)彫刻科塑像部を卒業。
 本郷新、山内壮夫、佐藤忠良らとともに新制作派協会彫刻部の旗揚げに参画する。
 76年、旭川市が主催する中原悌二郎賞を「百道」で受賞。
 89年歿。
 






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