RISING SUN ROCK FESTIVAL(ライジングサン・ロックフェスティバル、RSR)が、ことしも15日から17日朝まで、石狩湾新港の特設会場で開催される。
毎年夏にひらかれている、日本を代表する野外ロックフェスのひとつで、ことしで10回目。その歩みを振り返る本も出版された(冒頭の画像)。
筆者は、年甲斐もなく第1回から毎回参加している。
また、上記の本ではカバーしていない、地元の若手作家たちによるアート部門について、記録しているという実績もある。
ここで、以下、かなり自慢モードになりそうな気もするので、読者のみなさんにはごめんなさいですが、これまでのライジングサン・ロックフェスティバルのあゆみを、私的に振り返ってみたい(以下、敬称略)。
第1回は1999年。
このときは半分仕事だった。
本番のすこし前に、準備作業どうですかー、てな調子で、主催のWESSの山本博之プロデューサーに話を聞いた記憶がある。
この年はステージ(現在のSUN STAGEに該当)ひとつだけ。最初に登場したのは、意外にも電気グルーヴで、馬のぬいぐるみを腰につけた(たしか)ピエール瀧が
「みなさーん、テクノはお嫌いですかあ?」
などとMCで話していた。
次の登場は、NUMBER GIRL。
ボーカルの向井秀徳は、出場がよほどうれしかったのか
「かんぱーい」
を繰り返していた。
彼は札幌が好きなのか、ナンバーガールの解散ライブは札幌のペニーレイン24だったし、その後のライジングにも、呼ばれもしないのに登場して会場でアコースティックギターをかき鳴らしていたこともあった。
過去9回のうち、ピーカンで演奏中に30度を上回ったのはこのときだけ。曇りというのが多いと思う。
ドラゴンアッシュのあたりでヒートアップしたオーディエンスに向けて放水車から水がまかれていた。
まだ新人だった椎名林檎は、バイオリンとの2人編成というのが新鮮だった。
当時まさにRSRの顔であるとともに日本のロックシーンを牽引していたTHEE MICHELL GUN ELEPANHT(ミッシェル・ガン・エレファント)は、トリじゃないのかなーと思っていたら、真ん中へんでの登場。まあ、よく考えたら、最後だとみんな大暴れになるおそれもあるので、あえて真ん中に持ってきたのかも。
筆者は、最前列のそのまた前(PAのすぐ前!)で聴いていたのだが、たしかにカッコよかった。
「理屈抜きでカッチョイイ」
という点では、国内外ふくめて、ミッシェルを上回るバンドはないのではないかというのが筆者の持論である。
深夜のギターウルフも最前列で聴いていた。
ギタリストがオーディエンスからひとりの男性を舞台に上げていたのが、笑えた。舞台の袖でUA(ウーア)がそれを見て大喜びしていた。
この、稀有なロックンロール・スリーピースバンドも、のちにメンバーのひとりが亡くなっている。
それを思うと、年月の流れをしみじみ感じる。
トリは、サニーデイ・サービス。
意外といっては失礼だけど、トリにぴったりの雰囲気だった。
サニーデイ・サービスは、その後「LOVE ALBUM」という名盤を最後に解散し、ことしのライジングサン・ロックフェスティバルで再結成を果たす。
まだ第1回とあって、出店とか、NPO関係のテントは、今よりもはるかに少なかった。
上記の本によると、第1回の入場者は26470人。最近よりもかなり少ない。
RED STAR FIELDはすでに存在したが、とくにライブのプログラムはなかった。近くに、「TIBETAN FREEDAM」(チベットに自由を!)の団体が出ていて、その旗がはためいていたと記憶している。
恒例のパソコンコーナーは第1回からあったはず。
夜の休み時間の後の打ち上げ花火も、第1回からの伝統。
あと、ものすごく印象的だったのが、ライブ終了後、会場にひとつもごみが落ちていなかったこと。
恒例となった最後のあいさつで山本さんが
「ごみをひとつ拾って帰っていってください」
と話していたからかもしれない。
この“美風”は、3回目あたりを境に薄れていくのだが…。
長文になってしまったので以下別項。
□http://rsr.wess.co.jp/2008/index.html
以下、参考までに、このブログと「北海道美術ネット」の関連記事へのリンクを張っておきます。
■昼間の会場風景
■祭太郎の活躍
■マーキュリーロードのアート
■マーキュリーロードの映像アート
■マーキュリーロード以外の各所のアート
■ライジングサン・ロックフェスティバル2008 音楽全般
■ライジングサン・ロックフェスティバルあすから
以下、ケータイからのエントリ。
■最悪の天気
■16日11時25分
■16日昼のSUN STAGE
■祭太郎主催の綱引き大会
■入り口近くのアートブース
■17日、夜明け前
2007年以前の各エントリへのリンク。
■2007年の音楽関係
■07年のアート(1) ■07年のアート(2) ■07年のアート(3) ■07年のアート(4) ■07年のアート(5)
■07年のおまけ
■2006年
■2006年のアート関係
■2004年
■2003年
毎年夏にひらかれている、日本を代表する野外ロックフェスのひとつで、ことしで10回目。その歩みを振り返る本も出版された(冒頭の画像)。
筆者は、年甲斐もなく第1回から毎回参加している。
また、上記の本ではカバーしていない、地元の若手作家たちによるアート部門について、記録しているという実績もある。
ここで、以下、かなり自慢モードになりそうな気もするので、読者のみなさんにはごめんなさいですが、これまでのライジングサン・ロックフェスティバルのあゆみを、私的に振り返ってみたい(以下、敬称略)。
第1回は1999年。
このときは半分仕事だった。
本番のすこし前に、準備作業どうですかー、てな調子で、主催のWESSの山本博之プロデューサーに話を聞いた記憶がある。
この年はステージ(現在のSUN STAGEに該当)ひとつだけ。最初に登場したのは、意外にも電気グルーヴで、馬のぬいぐるみを腰につけた(たしか)ピエール瀧が
「みなさーん、テクノはお嫌いですかあ?」
などとMCで話していた。
次の登場は、NUMBER GIRL。
ボーカルの向井秀徳は、出場がよほどうれしかったのか
「かんぱーい」
を繰り返していた。
彼は札幌が好きなのか、ナンバーガールの解散ライブは札幌のペニーレイン24だったし、その後のライジングにも、呼ばれもしないのに登場して会場でアコースティックギターをかき鳴らしていたこともあった。
過去9回のうち、ピーカンで演奏中に30度を上回ったのはこのときだけ。曇りというのが多いと思う。
ドラゴンアッシュのあたりでヒートアップしたオーディエンスに向けて放水車から水がまかれていた。
まだ新人だった椎名林檎は、バイオリンとの2人編成というのが新鮮だった。
当時まさにRSRの顔であるとともに日本のロックシーンを牽引していたTHEE MICHELL GUN ELEPANHT(ミッシェル・ガン・エレファント)は、トリじゃないのかなーと思っていたら、真ん中へんでの登場。まあ、よく考えたら、最後だとみんな大暴れになるおそれもあるので、あえて真ん中に持ってきたのかも。
筆者は、最前列のそのまた前(PAのすぐ前!)で聴いていたのだが、たしかにカッコよかった。
「理屈抜きでカッチョイイ」
という点では、国内外ふくめて、ミッシェルを上回るバンドはないのではないかというのが筆者の持論である。
深夜のギターウルフも最前列で聴いていた。
ギタリストがオーディエンスからひとりの男性を舞台に上げていたのが、笑えた。舞台の袖でUA(ウーア)がそれを見て大喜びしていた。
この、稀有なロックンロール・スリーピースバンドも、のちにメンバーのひとりが亡くなっている。
それを思うと、年月の流れをしみじみ感じる。
トリは、サニーデイ・サービス。
意外といっては失礼だけど、トリにぴったりの雰囲気だった。
サニーデイ・サービスは、その後「LOVE ALBUM」という名盤を最後に解散し、ことしのライジングサン・ロックフェスティバルで再結成を果たす。
まだ第1回とあって、出店とか、NPO関係のテントは、今よりもはるかに少なかった。
上記の本によると、第1回の入場者は26470人。最近よりもかなり少ない。
RED STAR FIELDはすでに存在したが、とくにライブのプログラムはなかった。近くに、「TIBETAN FREEDAM」(チベットに自由を!)の団体が出ていて、その旗がはためいていたと記憶している。
恒例のパソコンコーナーは第1回からあったはず。
夜の休み時間の後の打ち上げ花火も、第1回からの伝統。
あと、ものすごく印象的だったのが、ライブ終了後、会場にひとつもごみが落ちていなかったこと。
恒例となった最後のあいさつで山本さんが
「ごみをひとつ拾って帰っていってください」
と話していたからかもしれない。
この“美風”は、3回目あたりを境に薄れていくのだが…。
長文になってしまったので以下別項。
□http://rsr.wess.co.jp/2008/index.html
以下、参考までに、このブログと「北海道美術ネット」の関連記事へのリンクを張っておきます。
■昼間の会場風景
■祭太郎の活躍
■マーキュリーロードのアート
■マーキュリーロードの映像アート
■マーキュリーロード以外の各所のアート
■ライジングサン・ロックフェスティバル2008 音楽全般
■ライジングサン・ロックフェスティバルあすから
以下、ケータイからのエントリ。
■最悪の天気
■16日11時25分
■16日昼のSUN STAGE
■祭太郎主催の綱引き大会
■入り口近くのアートブース
■17日、夜明け前
2007年以前の各エントリへのリンク。
■2007年の音楽関係
■07年のアート(1) ■07年のアート(2) ■07年のアート(3) ■07年のアート(4) ■07年のアート(5)
■07年のおまけ
■2006年
■2006年のアート関係
■2004年
■2003年