札幌三井ビル建築工事仮囲いをキャンバスとした都市景観実験プロジェクト

　札幌市立大の上遠野（かとおの）敏さんからメールと画像をいただきました。
　紹介が遅れて申し訳ございません。

　工事現場の仮囲いですが、パブリックアートと言えるものではないかと思っております。
　12月まで展示されています。12月からは第二弾が3年間展示される予定です。

上田札幌市長の発案と、札幌三井ビル、北海道博報堂のご協力により
「都市景観実験プロジェクト」として、上遠野がアートディレクターを努め、
デザイン学部の3年生の学生9名がデザインしました仮囲いが完成しました。

テーマは「阿・吽」で水引を全体に回し、「あ～ん」までの50音を言葉でつなぎました。
工事の安全や札幌の発展、人々への励ましなど、札幌の都市環境が快適でありますように言祝ぎ（寿ぎ）として提案しました。
札幌市民やサミットや観光で訪れる人々に楽しんで頂けるように、コミュニケーションアートとしての役割もあります。

上田札幌市長にお披露目して、大変喜んで頂きました。
サテライトキャンバスの南隣のビルです。（北三条通りと駅前通り：北2条西4丁目）
お近くへ寄られましたら是非ご覧ください。
＜参加学生＞　織笠晃彦（コンテンツデザインコース3年）、牛田美穂（製品デザインコース3年）
川内優加、木村尚史、倉本祥平、冨田加代子、成田彩子、畑山愛実、福田翼（以上、メディアデザインコース3年）

＜アートディレクター＞　上遠野　敏　デザイン学部

　自然や街並みの写真や、子どもの絵をあしらうなど、無味乾燥な工事現場の囲いも、最近はいろいろ工夫がこらされてきましたが、これはとても楽しいですね。