(承前)
もともと筆者は8日に釧路を訪れる予定でした。
仕事のつごうで1日延びてしまいましたが、ある意味で、結果オーライなところがあります。
というのは、8日は月曜で、美術館や博物館が閉まっているのです。
(残りの時間で野外彫刻を見てまわるつもりでした)
せっかく6時間もかけてやって来たのですから、釧路芸術館に立ち寄ることにしました。
釧路工業技術センターから国道に戻り、いちばん近い停留所「運輸支局」に来ました。
(しかし、この画像を見てもわかるように、どうも釧路市は、生活道路の歩道を除雪するという発想がないらしい。もともと積雪の少ない地域だからでしょうか)
時刻表を見ると午後1時台は釧路駅方面行きのバスが1本しかありません。
0時台は3本もあるのに。
数分するとタクシーが来たので、拾って釧路芸術館まで行きました。2千円ちょっと。
筆者が私用でタクシーに乗るのは珍しいです。
途中、製紙工場の横を通りました。こんな広大な工場が撤退したら、釧路市の経済にとっては大打撃でしょうし、跡地の活用なども課題になるだろうと暗い気持ちになりました。
それにしても新釧路川の下流って、なんであんな狭いところに橋が4本もひしめいているんだろう?
釧路芸術館では、所蔵品展「旅とアート 巡る・還る」と、「木島誠悟・絵本のひみつ」を見ました。
出入り口を工夫して、後者だけを見るなら無料ということになっています。前者は一般460円、高大生200円など。
どちらも見応えがありました。「巡る・還る」はマイケル・ケンナや杉本博司などの貴重なオリジナルプリントが多くありました。さらに、中江紀洋のインスタレーションを中心に岡部昌生や池田良二、高坂和子、羽生輝の平面が並んでいる最後の部屋に来ると、なんだか
「ああ、遠くまで来たなあ」
という感慨がわき起こってくるのでした。
木島誠悟という絵本作家は初めて見ましたが、こちらも絵本自体がおもしろい上、釧路江南高書道部とのコラボレーションなどさまざまな工夫が凝らされ、楽しい展示でした。
いずれも4月11日まで。
ミュージアムショップで(画像はショップ前にいた釧路芸術館のマスコットキャラクター「かもめのももちゃん」です)、2004年の所蔵品目録がたったの100円で売られていました。
あまりに古すぎるのでパス、と思っていたのですが、手に取ると、筆者が好きな川田喜久治の写真が小さいながらたくさん載っていたので買うことにしました。
なんだ~、釧路芸術館はこんなに川田喜久治のオリジナルプリントを持っていたのか~。ぜんぜん見たことないぞ~。今度まとめて見せてくれよ~(以上、心の叫び)。
水越武『カラー版 最後の辺境』(中公新書)も購入。水越さんの写真は今回、9点展示されていました。
日本を代表する自然写真家のひとりで、釧路管内弟子屈町に住んでいます。
この時点で午後2時を大きくまわっていました。
(これは、見るのに時間を費やしたというより、仕事の電話がやたらとかかってきたためです。そのたびに展示室を抜け出して折り返しの電話をする筆者…)
釧路港のほうにある野外彫刻を回ったり、焼き肉店で昼飯を食べたり、計画はいろいろあったのですが、いかんせん滞在時間が短い。帰りのバスの時間まであと30分を切っていました。
帰りは、芸術館にほど近いフィッシャーマンズワーフMOOの停留所から「釧北号」に乗るのです。
釧路のメインストリート「北大通り」沿いに、見落としていた野外彫刻が1点あったので、残りの時間にそれを見に行くことにしました。
もともと筆者は8日に釧路を訪れる予定でした。
仕事のつごうで1日延びてしまいましたが、ある意味で、結果オーライなところがあります。
というのは、8日は月曜で、美術館や博物館が閉まっているのです。
(残りの時間で野外彫刻を見てまわるつもりでした)
せっかく6時間もかけてやって来たのですから、釧路芸術館に立ち寄ることにしました。
釧路工業技術センターから国道に戻り、いちばん近い停留所「運輸支局」に来ました。
(しかし、この画像を見てもわかるように、どうも釧路市は、生活道路の歩道を除雪するという発想がないらしい。もともと積雪の少ない地域だからでしょうか)
時刻表を見ると午後1時台は釧路駅方面行きのバスが1本しかありません。
0時台は3本もあるのに。
数分するとタクシーが来たので、拾って釧路芸術館まで行きました。2千円ちょっと。
筆者が私用でタクシーに乗るのは珍しいです。
途中、製紙工場の横を通りました。こんな広大な工場が撤退したら、釧路市の経済にとっては大打撃でしょうし、跡地の活用なども課題になるだろうと暗い気持ちになりました。
それにしても新釧路川の下流って、なんであんな狭いところに橋が4本もひしめいているんだろう?
釧路芸術館では、所蔵品展「旅とアート 巡る・還る」と、「木島誠悟・絵本のひみつ」を見ました。
出入り口を工夫して、後者だけを見るなら無料ということになっています。前者は一般460円、高大生200円など。
どちらも見応えがありました。「巡る・還る」はマイケル・ケンナや杉本博司などの貴重なオリジナルプリントが多くありました。さらに、中江紀洋のインスタレーションを中心に岡部昌生や池田良二、高坂和子、羽生輝の平面が並んでいる最後の部屋に来ると、なんだか
「ああ、遠くまで来たなあ」
という感慨がわき起こってくるのでした。
木島誠悟という絵本作家は初めて見ましたが、こちらも絵本自体がおもしろい上、釧路江南高書道部とのコラボレーションなどさまざまな工夫が凝らされ、楽しい展示でした。
いずれも4月11日まで。
ミュージアムショップで(画像はショップ前にいた釧路芸術館のマスコットキャラクター「かもめのももちゃん」です)、2004年の所蔵品目録がたったの100円で売られていました。
あまりに古すぎるのでパス、と思っていたのですが、手に取ると、筆者が好きな川田喜久治の写真が小さいながらたくさん載っていたので買うことにしました。
なんだ~、釧路芸術館はこんなに川田喜久治のオリジナルプリントを持っていたのか~。ぜんぜん見たことないぞ~。今度まとめて見せてくれよ~(以上、心の叫び)。
水越武『カラー版 最後の辺境』(中公新書)も購入。水越さんの写真は今回、9点展示されていました。
日本を代表する自然写真家のひとりで、釧路管内弟子屈町に住んでいます。
この時点で午後2時を大きくまわっていました。
(これは、見るのに時間を費やしたというより、仕事の電話がやたらとかかってきたためです。そのたびに展示室を抜け出して折り返しの電話をする筆者…)
釧路港のほうにある野外彫刻を回ったり、焼き肉店で昼飯を食べたり、計画はいろいろあったのですが、いかんせん滞在時間が短い。帰りのバスの時間まであと30分を切っていました。
帰りは、芸術館にほど近いフィッシャーマンズワーフMOOの停留所から「釧北号」に乗るのです。
釧路のメインストリート「北大通り」沿いに、見落としていた野外彫刻が1点あったので、残りの時間にそれを見に行くことにしました。
(この項続く)