北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■柴康男個展 (2014年3月19~24日、札幌)

2014年03月24日 22時18分08秒 | 展覧会の紹介-絵画、版画、イラスト
 伊達在住の画家、柴康男さん(は崎の異体字)が、本日まで札幌で個展を開いていました。

 柴崎さんときいてまず思い出すのが、漁船群の絵です。
 鋭く走る直線が、港にひしめく船の群れを表現している作品です。
 しかし、絵に近づいて見ると、線の集積と絵の具の盛り上がりばかりが見えてくる、ほとんど抽象画のような画面です。そのギャップがいかにも独特というか、個性的な画風です。
 
 今回の個展は、昔のスケッチを基にしたものもふくめた、風景画の小品が多くを占めています。
 とはいえ、柴さんのことですから、絵の具をたっぷりと盛り上げた、シャープな線の作品であることには違いありません。

 「樽前山」は、「以前仕事で、(千歳から)小松空港まで飛行機に乗ることが多くて、機上から見た姿を描いた。『有珠山と昭和新山』は1973年ごろのスケッチから描いたもの。いまとは全然違いますよね」

 カナディアンロッキーやバンクーバー(カナダ)を題材にした絵も、何点もあります。
 カナダは2度訪れたとのこと。



 「白い船のある風景」は、出品作のなかで一番大きい作品。

 「青一色に見えるところでも、インディゴとローアンバーとか、いろいろな色を重ねるなど、これでも工夫しているんですよ」
と柴崎さんは語っておられました。

 二科展会友、新道展の会員。

 出品作は次のとおり。
バンクーバー港(カナダ) (同題2点)
カナディアンロッキーより(レイクルーズ)
カナディアンロッキーより (同題5点)
白い船のある風景
アイガー(スイス)

海霧のトッカリショ(室蘭)
有珠山と昭和新山(1973年頃)
樽前山
駒ケ岳


2014年3月19日(水)~24日(月)午前10時~午後7時
新さっぽろギャラリー(厚別区厚別中央2の5 duo-2 5階)

第10回 二科(絵画)北海道支部展 (2010)
第9回二科北海道支部展(絵画) (2009)

第8回二科北海道支部展 (絵画)(2008)※画像なし

亀井由利個展■柴崎康男個展 (2007)

※以下、画像なし
第7回二科北海道支部展(絵画)
第6回二科北海道支部展(絵画)  (2006)
LEBENS(生命・人生)展 (2006)
柴崎康男・亀井由利 二人展 (2004)

第2回北海道二科(絵画)支部展 (2002)※16日の項


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。