(承前)
モヨロ貝塚をさがしていたときに見た風景。
網走市北4東2で、倉庫や水産会社が集まっている一角です。
どういうわけか、じぶんにはこの光景が、夢の一場面のように思えてしかたないのです。
これとおなじような風景に、眠りの中で何度も出あってきたような気がします。
なぜだろう。
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ヴェトナム出身アーティストのダム・ラン・ライさんが、海の見える丘に開設したアトリエ兼ギャラリーのオープン第2弾は、ご自身の個展です。
平べったい赤い彫刻作品と、激しい筆つかいの抽象画とが展示されています。
彫刻のほうは、ことし夏のグループ展「PLUS One Groove」で発表したものです。
抽象画はすべて縦位置。
額におさまった作品もありますが、びっしりと壁にすき間なく貼り付 . . . 本文を読む
(承前)
北海道を代表する画家のひとりで、渡島管内森町にアトリエを構える輪島さんの回顧展。
輪島さんは、独立美術と全道展の会員であるほか、道内で毎年ひらかれている「北海道現代具象展」といった展覧会や、隔年のグループ展「ACT 5」にも参加しているため、個展の回数は意外と多くありません。
初期作品から近作まで30点余の大作を一同に展示した今回の展覧会は、貴重な機会といえると思います。
そし . . . 本文を読む
(承前)
つぎに、技法について。
筆者はみずから筆を執ることがないので詳細はわからないのですが、どうやら輪島さんはものすごい多様な技法を駆使しているようです。
今回初めて気がついたのは、「オキシトシンロマン」「Mのピエタ考」といった90年代の、機械と人間が融合した一連の作品で、相当多くのコラージュを用いていること。車のエンジンのモノクロ写真などがあちこちに貼られています。
意外と少 . . . 本文を読む
「前期展」は、昨年のこの時期にひらかれています。くわしくは、下のリンク先をごらんになっていただきたいのですが、「創玄」は、北海道が生んだ偉大な書家の金子鷗亭(鷗は鴎の正字)が創設した社中です。
昨年と今年の2度にわけて、創玄の道内在住メンバーのうち重鎮・ベテランが出品しています。
顔ぶれを見ていると、あらためてその「豪華メンバーぶり」というか、道内の書壇における創 . . . 本文を読む
22日も仕事。
出社の前に
temporary space→
札幌市資料館(北大写真部関聯=かんれん=の展覧会は別項で紹介済み)→
コンチネンタルギャラリー(油展は別項で紹介済み)→
B.C.S(森雅之原画展は別項で紹介済み)→
gallery new star
の5カ所に立ち寄る。
23日、ようやく休み。
思うぞんぶん、寝坊する。
午後、家族と札幌駅で落ち合い、「SLクリ . . . 本文を読む
kamasくんが東京に旅立って以降、正直なところ、話題になる活動をしているという印象のいまいち薄い北大の写真部でしたが、今回は、札幌市資料館ミニギャラリーのA室をのぞく全室を、部員とOB(北星学園大写真部をふくむ)で借り切りました。がんばっていることが、あらためてわかりました。
表題はB室のOB展。
北大写真部で一時代をきずいた原田玄輝さんと齊藤市輔さん、それに、岸本宣子(のりこ)さん、大 . . . 本文を読む
北海道新聞の12月12日、室蘭・西胆振版から。
室蘭市は11日、市文化センター(幸町)の地階ギャラリーを2008年度の後半から、美術館とする方針を明らかにした。来年3月の市議会に設置条例案を提出するが、市民に広く作品に親しんでもらうため、入場無料とする予定だ。室蘭での美術館設立は文化団体の長年の夢の一つで、関係者から喜びの声が出ている。
同日の市議会総務常任委員会で示した。計画では、現在 . . . 本文を読む
森雅之さんは札幌在住の漫画家です。同姓同名の有名な俳優さん(札幌生まれで、文豪有島武郎の長男)がいましたが、関係ありません(たぶん)。
森さんの漫画は、少年少女のささやかな日常を、淡々と描いたものが多いです。ずーっと続くおなじ大きさのコマ、正面や真横から描かれた人物、大きな波乱のないストーリー。でも、それが、読者の心にしずかな感動を呼ぶのだと思います。
今回の「りんごの星…」という題は、リ . . . 本文を読む
道教大で油彩を学ぶ学生・大学院生による、毎年恒例の「油展(ゆてん)」。
正式名称は
油展2007 北海道教育大学札幌校芸術文化課程美術コース油彩研究室・岩見沢校芸術課程美術コース油彩第一研究室展です。
学生の展覧会ではありますが、意欲的で、絵画とは何かを考えさせるような作品が多く、毎年たのしみにしています。
いまは、道教大の芸術課程が札幌から岩見沢に移転する途中の時期にあたっており、2カ所 . . . 本文を読む
19日夜は、網走日帰りという強行軍から帰ってきた後にしては、けっこう意気軒昂としていたが、20日朝起きるとグッタリ。
つかれが翌日でるなんて、やっぱり、寄る年波には勝てないなあ。
20日は3カ所。
らいらっく・ぎゃらりぃ
→さっしんギャラリー
→ギャラリーユリイカ(杉吉篤個展は別項で紹介済み)
さっしんは、イラストのグループ展。4人とも永沢まこと調の絵柄で、最近ちょっと食傷ぎみ。
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町村長官「UFO絶対いる」 政府公式見解に「異議」(朝日新聞) - goo ニュース
あちこちで話題にのぼっており、ブログとかを見てると
「そんなことやってる場合か」
という声が多い。まったくそのとおりだと思いますが、ここでは、宇宙人をめぐる思考にひそみがちな偏見を指摘しておきたいです。
町村信孝官房長官は
「ナスカ(南米ペルー)のああいうの(地上絵)、説明できないでしょ」
と述べたらしい . . . 本文を読む
ことしの春急逝した現代美術家の佐々木徹さんの遺作展がひらかれている。
そうそうたるメンバーが執筆した小冊子が無料で配布され、そこで佐々木さんの芸術や、あたたかい人柄は、じゅうぶんに語りつくされているので、筆者ごときがつけくわえることはほとんどない。
ただ、佐々木さんの作品はキッチュでやばくてカッコイイっていうことを書いておきたい。
「お高くとまったアート」からはどこまでも遠くへ行こうとして . . . 本文を読む
杉吉さんは、毎年暮れ、ギャラリーユリイカで個展をひらいており、今回が27回目になるそうです。
しかし、見た目は若い方なので、とてもそんなベテランには見えないと思います。
21世紀に入ったあたりで画風がかわり、架空のけものを真横から見た、奥行き感のない画面の絵を描き続けています。
さすがに、全体が平板にならないよう、地の塗りなどには、注意がはらわれているようですが。
また、100号 . . . 本文を読む