道内の三大公募展の一角「新道展」は2003年から毎年この時期に大同ギャラリーで「受賞者展」をひらいています(道展にはこのような展覧会はありません)。
全道展とことなり、一般の受賞者のほか、会友・会員へ推挙された人も出品しています。
もうひとつ、全道展の受賞者展との違いは、ほとんどが新作であること。新道展の展覧会が終わってから3カ月たっていないことを考えると、これはみなさんがんばったなあと、 . . . 本文を読む
浅井憲一さん(札幌)、藤沢レオさん(苫小牧)、松田郁美さん(札幌)の3人による「鉄」の立体造形展。
札幌の南隣にあるベッドタウン、北広島市の主催。同市は、市内在住のユニークな陶芸家、松原成樹さんのプロデュースで毎年、企画展をひらいているのです。昨年は「石」がテーマでした。
昨年に続き、北広島在住の出品者はひとりもいません。市内在住でなくてはダメ-などとケチくさいことを言わない北広島市に拍手を . . . 本文を読む
札幌の現代美術家、金子辰哉さんが主宰して毎年ひらかれているグループ展。ずっと12月にアートスペース201で開催されてきましたが、ことしから会場がうつりました。
今回は、金子さんをはじめ、太田ひろ、林玲二、樋爪俊二、ニムエヒロミ、中村聡子、森山直行、楢原武正、宮崎亨、阿部佳子の各氏が出品しています。
冒頭の画像は金子さんの木彫「記憶の視覚」。
ざっくりと荒々しい作品の多い金子さんにはめずら . . . 本文を読む
ことし4月に出版された原武史著「鉄道ひとつばなし 2」(講談社現代新書)を読んで、いちばん衝撃を受けたのは、あとがきだった。
いまやこの線(東急田園都市線)は、五分や十分の遅れは、「遅れ」と見なされない。二十~三十分遅れることも、珍しくなくなっているからである。
車掌いわく、どこどこで車両故障が発生した、どこどこで人身事故が発生した、どこどこで具合が悪くなった客の手当てをした、どこどこで混 . . . 本文を読む