北海道美術ネット別館

アート、写真、書など展覧会の情報や紹介、批評、日記etc。毎日更新しています

■新道展企画 第52回展受賞者展 (12月4日で終了)

2007年12月17日 23時06分03秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 道内の三大公募展の一角「新道展」は2003年から毎年この時期に大同ギャラリーで「受賞者展」をひらいています(道展にはこのような展覧会はありません)。  全道展とことなり、一般の受賞者のほか、会友・会員へ推挙された人も出品しています。  もうひとつ、全道展の受賞者展との違いは、ほとんどが新作であること。新道展の展覧会が終わってから3カ月たっていないことを考えると、これはみなさんがんばったなあと、 . . . 本文を読む

■鉄 強さとやさしさの間で (12月21日まで)

2007年12月17日 23時03分59秒 | 展覧会の紹介-彫刻、立体
 浅井憲一さん(札幌)、藤沢レオさん(苫小牧)、松田郁美さん(札幌)の3人による「鉄」の立体造形展。  札幌の南隣にあるベッドタウン、北広島市の主催。同市は、市内在住のユニークな陶芸家、松原成樹さんのプロデュースで毎年、企画展をひらいているのです。昨年は「石」がテーマでした。  昨年に続き、北広島在住の出品者はひとりもいません。市内在住でなくてはダメ-などとケチくさいことを言わない北広島市に拍手を . . . 本文を読む

■第27回存在派展 (12月18日まで)

2007年12月17日 22時36分26秒 | 展覧会の紹介-複数ジャンル
 札幌の現代美術家、金子辰哉さんが主宰して毎年ひらかれているグループ展。ずっと12月にアートスペース201で開催されてきましたが、ことしから会場がうつりました。  今回は、金子さんをはじめ、太田ひろ、林玲二、樋爪俊二、ニムエヒロミ、中村聡子、森山直行、楢原武正、宮崎亨、阿部佳子の各氏が出品しています。  冒頭の画像は金子さんの木彫「記憶の視覚」。  ざっくりと荒々しい作品の多い金子さんにはめずら . . . 本文を読む

田園都市線(東京07-番外)

2007年12月17日 22時34分31秒 | つれづれ読書録
 ことし4月に出版された原武史著「鉄道ひとつばなし 2」(講談社現代新書)を読んで、いちばん衝撃を受けたのは、あとがきだった。  いまやこの線(東急田園都市線)は、五分や十分の遅れは、「遅れ」と見なされない。二十~三十分遅れることも、珍しくなくなっているからである。  車掌いわく、どこどこで車両故障が発生した、どこどこで人身事故が発生した、どこどこで具合が悪くなった客の手当てをした、どこどこで混 . . . 本文を読む