まほろば自然博物館

つれづれに、瀬戸のまほろばから自然の様子や民俗・歴史や見聞きしたおはなしをしたいと思います。

冬の川 草も動かず 影もなく

2010年02月02日 | 歴史
 少し前に・・さぬき市の「みろく自然公園」の「弥勒池」へ、うちの横の水路が流れ込むというような話を書いたと思う・・・。事実・・・我が家のすぐ近くの水門から・・・水路に流れ込んだ水が・・・あの・・弥勒池へ流れ込んでいる・・。

 

 我が家の脇から・・・この水路に入って・・・水路に沿って歩きだしてみた。工程はおよそ・・・二キロ六百m・・・。歩いても・・一時間もあれば行けるかなぁと歩きだしたのだけれど・・・。

 

 今の時期だから・・雑草もなくて歩きやすい・・。アブや蚊やムカデやヘビもいないから・・安心して歩いて行ける・・・。まるで・・水になったような気分で・・水路を歩いていく・・。

 小学四年生の時に、社会科の自主学習かなんかで、担任の川田先生と一緒に歩いたことはあるのだけれど、もう・・50年も昔のことだからねぇ・・。全くの記憶がないのも当然のことだ・・。

 我が家から・・・というても、今の我が家からだけれど・・二キロほど・・水路を歩けば・・・。

 

 この・・隧道・・トンネルにぶつかっておしまいになる。これから先は・・道がない。洞門の中には水がたまっていて歩けないし、懐中電灯も用意していない・・。

 意を決して・・隧道の上を越えて行くしかない・・。上は・・山だ・・。

 

 雑木をかきわけ・・イバラを乗り越え・・・。とにかく・・尾根を超さないといけない・・。子供のころには・・・マツタケを探して走り回った山だとは思うのだが・・・全く・・感覚がわからない・・。こんな山で遭難するのは恥ずかしいぞ・・と思いつつ・・尾根を歩いていく・・。イバラがしがみつくし、雑木が腕をひっぱるし、枯れ木が足をすくう。とにかく・・山肌をかき分けて行くしかない・・。

 

 山の中は・・・春なんか? 山ツツジが咲き乱れている・・。ひょっとして、私は極楽浄土に生まれ変わったんか・・? そんな・・アホな・・と思いつつ歩いて行くと・・。

 

 木立の向こうに・・何かが見える・・。水かな・・、池かな・・・。広場かな・・・。ま、お浄土でも地獄でもないらしい・・・。ベンチが見えるじゃないか・・、なんじゃ、あれは・・。

 

 あ・・道じゃ・・道じゃ・・。道さえ見つかれば・・生還できる・・。ま、一時はそう・・思った。ポケットには・・携帯電話もあるし、100円硬貨で700円もあれば、どうにかなるなぁと思っていたが・・・、そんな大げさな問題ではない。単に・・小山を一つ越えただけのことらしい・・。わずか・・300mの山越えでしかない。峠越しでしかない・・。

 

 で・・・1時間あまりかかって・・たどり着いたのが・・先日の・・「みろく石穴」。確かに・・先人はすごい・・。あの岩山をくりぬいて・・・およそ・・・300mもの石の穴を掘って・・・水を通したんだ・・・。どうやって・・方向を決めたのか。高さをどうやって計って掘り進んだのか・・。機械も器具もない時代に・・。どうやって池の方角を見極めたのか・・・。

 

 この地図の・・・下部にある「みろくの石穴」からまっすぐ上のキャンプ場のさらに真上方向から・・・山をくりぬいて・・・水を流しているのだ・・。

 で・・・。

 

 これが・・その・・みろく公園内に立っている・・「軒原庄蔵」の銅像だ・・・。

 こういう・・銅像も・・今日、はじめて知った。ここに、こんな銅像があることすらも知らなかった・・・。

 帰路は・・舗装された道を歩いて・・およそ・・二時間半の冒険は終わった・・。

 そんなこんなで暮れた一日になった・・。

じゃぁ、また、明日、会えるといいね。

寒勤め 行者の息の 白さかな

2010年02月02日 | 自然
 朝方から・・・昔の我が家の稲刈りの騒動で大騒ぎをする夢を見ながら・・・。

 「ぼんさん・・ぼんさん・・朝ですよ~・・」と起こされたのが・・・八時前・・・。なんか・・リアルな夢やったなぁ・・と思いながら起きて・・・。何なんだろうね・・夢を見るっていうのは・・。何かの電磁波の影響で・・・夢を見るんだろうか・・。稲刈りをするのしないの・・。自治会長さんが来たから稲刈りをしなければ・・とかと。

 

 それも・・昔の我が家の・・・昭和の30年代の田んぼでの稲刈りだ・・・。そういう情報が・・私の頭の中に記憶されていて・・、それが・・寝ている間に浮かび上がってくる・・・。不思議な感覚だなぁと思った・・・。

 夢なんて・・自分の意志で見ようとしても見られるものでもないのだけれど、昨日には・・船が沈没してしまう夢をみたし、その残骸をトラックに載せて運ぶ途中で火災が起きて大騒ぎしたり・・・。何か・・こころが・・安定していないのだろうか・・。

 

 でもまぁ・・朝の8時まで寝るようになったのは・・なまけものになったなぁと思った。若いころから・・・朝の五時前から起きて会社に行ったのにね。ま、電車が混む・・、道路が混む・・というのが原因だったけれど、早くから会社に行って・・コップを洗ったり、お茶の準備とかコーヒーの準備をしたり、その日の作業の準備をしたり・・みたいな雑用をやらされていたのが習慣になって・・・。ずんやりと・・40年あまりか・・。

 

 さすがに・・一年もたつと・・なまけものになるね。ほおっておけば・・一日中・・寝ているのかも・・。 そうかもしれないのだけれど・・、奥方が・・「ねぇねぇ~、すぎもとさんへ行こうよ~」なんていう。例の町内のうどん屋さんだ・・。母のさっちゃんも・・「今日もおうどんに行くん?」っていう・・。

 「行かない!」っていうのに・・「ねぇ・・どこでもいいからおうどんに行こうよ~」なんていう。

 

 昨年末までには・・「もったいないから・・おうちで食べてよ・・。毎日毎日・・おうどんばかりじゃ身体によくないでしょ」と・・二人ともがいうてたのに・・。それが・・二人とも・・食事を作るのが面倒になったんだ・・・。 

 「おいしくないって・・・言わないならば・・・」というので・・・家族サービスだ。「文句いうたらあかんよ・・」ということで行ったのがここ・・。

 
 
 これまた・・・名前のないおうどん屋さん・・。ま、同じ町内にある製麺所だ・・。いつごろからあるのかわからんけれど・・、私がここに転勤してからはあるお店だから・・古い歴史のある製麺所だと思う・・。

 

 今日のセレクトは・・「かけうどん小(150)」+「お揚げ(80)」で・・230円なり。さっちゃんもかけうどん、けいこばぁは釜揚げ中を食べたみたいだけれど大満足らしい・・。

 「え・・町内に・・こんなおいしいお店があったん・・。さすがやね・・ぼんさん・・」ぼんさんは余分やろ・・・。

 

 同じ・・さぬき市大川町の「大山製粉製麺所」も・・「手打ちうどん杉本」同様に・・・おすすめのお店ですよ・・。でも・・・全く・・PR料はもらっていないし・・「まほろばさんに聞いてきた」というても・・相手にされませんし、お安くもなりませんので・・。

 

じゃぁ。また。

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