昨夜来の雨で明けて・・・暮れた一日になった。さすが・・・梅雨時だなぁと思うような・・・しとしとと降る小ぬか雨・・・。傘がなくてもかまわないような小さな雨が降ったりやんだりの一日だった・・・。
で、今日はお客様が来られる・・というので・・・ビールの空き缶を片付けたり、部屋中の掃除をしたりで十時過ぎのフェリーを待った・・・。トイレの花やお仏壇の花も変えておいた・・・。花というても・・そのあたりに咲いている野の花なんだけれど・・。
例の・・・というか、来年の四月の「さぬき広島お大師まいり」の札所確定作業の研究会だ。私と・・先日に我が家でやった打ち合わせの成果や、丸亀のお寺の真太郎さんが調べてまとめたものを、この島の自治会長さんに見てもらい、ここはおかしいとか、ここを調べたいので・・・というお願いやら・・・。
札所らしい建物のうちの三カ所にはカギが掛けられていて、内部がよくわからない。そこを開けて頂いて・・・内部を確認したい・・・ということで、それぞれの集落の担当者の方を調べてもらって・・・。
三カ所のうちの二カ所は担当の方が見つかったので、カギをあけていただいて内部を見せていただいた。だが、札所の番号やお寺の名前、本尊の名前などが読み取れない・・・。ここは・・41番札所なのだが、それが確定できない。地元の伝承で・・・「41番龍光寺」と名乗ってはいるのだけれど・・。
右の舟形のものが札所を示す石仏で、ここに番号と本尊名、またはお寺の名前が刻まれているはずだが、どうにもこうにも読み取れない・・・。真ん中の石仏が弘法大師像で、この舟形とがセットになっている。左のものは比較的新しい石仏で、舟形のラインが少し違うデザインになっている。
もう一カ所の「茂浦:もうら」の建物もお世話役さんが見つかってカギを開けてくださった・・・。ところが・・・。
こういうもので、お大師参りの札所ではないことがわかった・・・。これは・・「庚申(こうしん)さん」というもの。中国より伝来した道教に由来する庚申信仰に基づくものらしい。庚申の申(しん)は干支で猿に例えられるから、「見ざる、言わざる、聞かざる」の三猿を作って供え、庚申信仰が道祖神信仰とも結びつくこととなった。さらに仏教では、庚申の本尊は青面(しょうめん)金剛とされるため、青面金剛が彫られることもあるらしい・・・。この仏像は緑色だが、青面金剛だろうと思われる。
だが、ここのお堂で、お大師参りの際には「おせったい」が行われるのだから・・「番外札所」にした・・・。
ということで、消去法によって、それまで不明とされていた・・・。旧村役場横にある札所を・・・74番札所と認定せざるを得なくなった。ま、今後の調査で74番札所が見つかれば・・それはそれでうれしいことだけれど・・。
あと・・一カ所は・・・「心経山」の頂上なので、今の時期にはしんどいのだけれど、担当者というか、お堂の鍵があれば・・・勇気を出して登ってみたいものだけれど・・・。
で、真太郎さんは・・さぬき広島のお寺でお泊まりになって、明日は・・・市の仏教会に出て、広島のお寺を預かっている他の住職さんらと来年の法要についての打ち合わせをしてくださる予定・・・。
話は少しずつ・・・前進している感じ・・・。
自治会長さんには・・・秋の文化祭「ふれ愛まつり」において、ブースを用意してもらい、島中の札所の様子や、お接待の様子などを展示して・・・来春のお大師まいりのPRと啓蒙を計画。また、島の広報誌にも記事を掲載して啓蒙活動も予定するなどのお願いをしたし、パンフレットや地図・案内図・手引き書などを印刷してもらうお願いをした。
先日に辞任した大臣みたいに・・・「智恵を出さぬやつは助けない」みたいなことは言われたくないので、知恵も出し、汗も出して・・・なけなしの小遣いもはたいて出して・・・できる限りのことはやっておきたい・・・と決めた二人であった・・。
来春の四月というと、もう、10ヶ月を切っているので、そんなにもゆったりとはできないけれど、「小さなことからコツコツと・・」をモットーにして、やっていかねば・・・と思ったものだった・・。
じゃぁ、また、明日、会えるといいね。