台風一過・・・・というわけにはいかない・・。

　雨戸を閉め切って寝たものだから・・・朝、起きても、今、自分がどこにいるかがわからない・・・。しばらく手探りではいずりまわって、ようやくに気がついた。「あ、ここは・・島なのか・・・」

　早速に・・・船を見に行こうと外に出たら・・・、台風一過の好天どころか、ものすごい雨と風・・・。「こりゃ・・だめだ・・」と、またもお蒲団に潜り込んで・・・。

　結局・・・この日も缶ビールを片手に咸臨丸の資料整理に終わってしまった・・。

　夕方になって、自治会長さんがやってきて、咸臨丸の資料なんぞを眺めたり、読んだりしながら時間つぶし・・・。

　夕方の四時過ぎになって・・「ほな、行くかい・・」と、港へ。私が堤防上のロープを外して海に投げ込む。それを自治会長さんが船に引き揚げる・・・。それを二隻分・・・。

　この日の作業はこれだけ・・・。風呂に入るのは・・朝・昼・夕方・・夜と四回・・・・。「朝寝・朝酒・朝湯が大好きで・・それで、身上・・つぶした・・」という歌が・・ふっと、頭をよぎった・・・。

島は厳戒態勢・・・。

　二日の朝も五時過ぎに我が家を出たのだが、途中のスーパーで食材を買いこむ。いえ、ケイコおばも食材は用意してくれたのだが、意外と少ないように思えて・・・。

　ところてん、豆腐に納豆、野菜サラダ・・・こういうものが好きなのだ。

　で、途中会社に寄って、咸臨丸関係の資料を車に積み込んだりしていると・・予定の時間が過ぎてしまって・・。結局・・九時２５分だかの当り前の時間にフェリーに乗り込むことになる。この日は・・午前中で運航はおしまいだそうで、お昼からは船は動かないとのこと・・・。ま、かろうじてセーフだった・・。

　昼からは島を見て回ったけれど、どこもみんな厳戒態勢・・。平成１６年、１７年の高潮騒動で懲りたみたい・・。それまではおだやかな島だったのだそうだ。

　私も係留ロープの点検やら、岩壁などにロープが接触する部分に補強材をまきつけて、こすれても切れないようにしておく・・。

　あとは・・・嵐の過ぎるのを待つだけ・・・。

　丸亀市の職員も数人が泊りがけの用意をして乗り込んできた・・。自治会長さんも支所の対策本部に出かけて行った・・。

　私は一人で・・・咸臨丸の資料整理をこつこつとこなしていた。

いよいよ八月・・・。

　最近は・・・月日のたつのが早いと思う・・・。この前にお正月をやったし、引田のおひなさんも見たし・・・と思うのに、やれ桜だ、こいのぼりだ、フラフだといいながら・・、あじさいの花が咲いて・・もう、八月だ。

　今日の帰りに・・稲刈りをしている田圃を見かけた・・。台風前に刈り取っておきたいと考えたのか、ちょうど、その刈り取る時期になったものか・・・。

　その稲刈りの風景もすっかりと変わってしまって・・・大型コンバインが刈り取って、煙突状のパイプでトラックに荷台に噴き出しておしまい・・。そういうのは使ったことがないもので・・・全く・・・わからない・・。農業の姿も大きく変わってしまった・・。

　さて、いよいよ八月・・・。海の季節の到来だが、お天気がどうなるのか、親戚一同が、どう、動くのかが予測できない。ともかく、私は・・・十日の金曜日から十九日の日曜日までの九日間が夏休み。咸臨丸関係の資料整理も一気にやりとげておきたいし・・、海を思いきり楽しみたいし・・・。

　明日はその準備も兼ねて行ってきます。早ければ土曜日には戻ります。遅くとも日曜日の夕方には戻ってきます。

台風接近中・・・。

　台風五号が接近中です。風がかなり強くなってきました・・・。

　天気予報図を見ると・・・、四国地方は直撃かなぁと思うので、急きょお休みを取って、明日の朝早くに島に向かうことしましたが、大丈夫でしょうか・・。

　なんだかんだで・・、有給休暇は休んでしまったので、残る手段は「リフレッシュ休暇」・・。ま、日常の暮らしから外れるわけだから・・・リフレッシュ・・と言えなくもない・・。よおしぃ、リフレッシュしてくるぞ・・（そんなわけはないか・・）。

　台風のコースは確かに危ないのだし、かなり、大型の台風のようだけれど、大潮ではないので、高潮の心配はかなりすくない・・・。今回は・・・船の心配だけだ。船の安全が確保できれば戻ってくるつもり・・。でも、二日から三日が山場だから・・・どうなることか。

　屋外で走りまわっていれば・・・夏風邪なんか、くそくらえなんだが・・。

　で・・、今、島に電話をかけたら、自治会長さんがロープを張ってくださったとのこと。なんだ・・そうか・・。ま、行くだけ行ってみようと思う・・・。やらねばならんことはいくらもあるのだし・・。

　それだし・・、明日、港に行っても船が出ないという可能性もあるし・・。やるだけはやってないとね・・。