さぬき市地方は高気圧に覆われて晴れていた。気温は13度から26度、湿度は79%から30%。風は3mから6mの西北西の風がやや強かった。明日の17日は、引き続き高気圧に覆われて、概ね晴れる見込みらしい。
昨夜は「望」ということで満月だった。昨夜は雲もなくて月もきれいに見えていた。
昨日は病院の予約診察日、明日の土曜日は孫の運動会と云うことで、今日はその間にはさまった中途半端な一日。そこで「おへんろつかさの会」用の資料の中を整理していたら・・・
こういうグラフがあった。四国遍路をやった人からのアンケート調査である。一般的に、お遍路さんというのは「弘法大師空海さんを慕って、その遺跡を巡る旅」だと云われているが、真言宗の方は四割ちょっとしかいない・・・という図である。で、二位には、なんと「浄土真宗」の方が14%近くいるということになっている。前に読んだ本には22%という数字だったから、概ね、そのあたりで二位につけているのが興味深い。
だから、浄土系のお遍路さん用に、「名号入り御詠歌布」や「集印軸」「名号入り白衣」なども用意されている。この上に朱印を頂いて回るということらしい。一般的な「納経帳」には「浄土系」というものはなくて、「四国八十八ヶ所霊場会」などの納経帳が使われている。
で、「どこから来たの?」と尋ねると、中部地方、関東、近畿、北陸からの方が目立つ。中国や九州が意外と少ないなぁと思った。四国の人はもっといるかと思ったが、意外や意外・・・。
「四国には関係あるの?」と尋ねると、65%ほどの方は四国には無関係な方がおいでになっている。上のグラフで見たように関東や中部の方がおいでになっているんやからねぇ。
ということで、お天気が良いのにパソコンかたかたの引き籠もり状態。
昨日、「新しいお薬が追加されたものが入荷していませんので・・・」というので、保留にしてあった内服薬を受け取りに行ってきた。35日分で12,750円だった。この金額は年金生活者にはこたえるなぁ・・・。ま、半分以上は「プラザキサ」という血液をサラサラにするお薬が占めているんだろうと思う。
その後、ものはついでと云うことで、87番札所の長尾寺と88番の大窪寺を覗いてみたが、こちらは今日はお遍路さんの姿が見えなかった。おうどんを食べているお遍路さんが3人見えただけ。先日の徳島の1番さんから5番さんまでの、あのにぎわいはどこに行ってしまったんじゃろ・・・。明日の土曜日にはお遍路さんも増えるかも知れないけれど。
阿波国は「発心(ほっしん)の道場」と云う。「お遍路をやろう・・・」と云うことで、衣装から金剛杖から菅笠から納経帳から納め札から・・・と云うと数万円以上になるらしい。まずは10番、11番までは歩いても大丈夫だけれど、12番の焼山寺の「遍路ころがし」の難所でギブアップする人が多いらしい。それを過ぎて、徳島市内は難なく過ぎるが、21番太龍寺、23番薬王寺までが遠くて・・・阿波一国で納経帳を放棄してしまう人が出てくる。
ここでは資料を出さないが、「遍路に出た理由」には、「先祖や死者の供養:53%」、「家内安全:40%」、「修行・信仰:31%」、「健康祈願:30%」(複数回答あり)などがあって、「やむにやまれず・・」みたいな悲壮感はない。
次に「遍路に出るきっかけ」を聞いたところ、「自分の健康上の理由:22%」、「毎年の恒例で:19%」、「身近な人の死:17%」、「人に勧められて:16%」、「退職したから:15%」などが続く。こころやからだの問題が、お遍路に出るきっかけになるのかも。
私も、こころやからだに不安はあるが、退職して時間もひまもあるけれど、「四国遍路」に出かける勇気も元気もお小遣いもない。石段や坂道や山道を登ったり下ったりする足腰がない。
今日の掲示板はこれ。「世の中には二つのタイプの人がいる。一つは何かに挑戦しようとする勇気をくれる人。もう一つは何かに挑戦しようとするときにその勇気を削ぐ人」と云うもの。おるやろ・・・、そんな人。「やったらええがなぁ、君ならやれるやろ・・」と、勇気をくれて応援してくれる人。うれしいなぁ・・・。でも、反対に、「やめときぃ・・。そんなアホすんのは損やでぇ・・・。やめとき・やめとき」などと、はなからやる気を止めてしまう人・・・。なんぼ、くやしい思いをしてきたことか。
じゃぁ、また、明日、会えたらいいね。