善然寺よもやまばなし

横浜の浄土真宗本願寺派(お西)のお寺です。
電話 045-741-2351
http://zennenji.com/

お念珠の巻

2007-01-15 | Weblog
「去年わからなかったことが今年はわかる 老いることにある深き喜び」法語カレンダーより
昨日に引き続き仏事のお作法です
如来さまに礼拝するときに欠かせないのが 「お念珠」・・・おねんじゅです。
浄土真宗ではお数珠(じゅず)とは言わずお念珠という言い方を多く用います。
珠の数には規定がないのでこだわらなくてよいようです。(手の大きさに合わせて作るので)
浄土真宗では お念珠を煩悩を滅するための道具として用いるのではありません。
如来さまに合掌礼拝する時の礼儀として用いるのです。
持ち方は、
①合掌をしないときの持ち方
房を下にたらし、左手でにぎるように持ちます。お経本をもって称えるときも左手(てのひら)にかけた状態でお経本を持ちます。
合掌をするときは 両手にかけ親指で軽くおさえます。珠をこすり合わせて音を出したり、左手だけにかけて合掌はしません。

②合掌は 胸の前で両手を合わせ、のばした指先が45度の方向にします。
そして なんまんだぶ なんまんだぶ・・とお念仏を称えます。必ず声に出してお念仏申しましょう。

③礼拝は、お念珠をかけて合掌したその姿勢で上体を45度前に傾けて ゆっくり元の姿勢に戻します。

*さらに法要などに参拝する折は、お念珠とともに、門徒式章をかけるように心がけてください。
仏事のイロハ・・末本弘然著より

 お念珠の持ち方は 誰でも知っていることと思っていましたが 法事のときに住職が間違った使い方をよく見かけるといいます。テレビのドラマなどで写るシーンから情報をえて間違えたまま覚えてるのかな~といってます。
ご門徒の皆さまも是非正しい持ち方をしましょうね。
そして お経本やお念珠は 畳や床にじかに置かないように気をつけましょう。

門徒式章は善然寺でも取り扱っていますのでお持ちでない方はご連絡ください。

本日の写真のモデル・・スーパー坊守(自称・・近所のスーパーマーケット常連客の為略して)


コメント
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