善然寺よもやまばなし

横浜の浄土真宗本願寺派(お西)のお寺です。
電話 045-741-2351
http://zennenji.com/

懐かしい味の巻

2007-01-22 | Weblog
「不思議」は「何やらわからない」のではない。不思議こそ真の無限のなる深さであり、真の確かさである。    法語カレンダーより

昨日のあられに続きもう一品。
大分の中津のなつかしい品を紹介します。
中津の友達が送ってくださった銘菓です。食べるのも見るのも久しぶり~です。
子供の頃 遠来のお客さんへのお土産や贈り物に差し上げていました。
左は 「巻き柿」まきがきです。縄でくるくる包んでいますが これが昔からのやり方です。そのなかに干し柿の種を取り たくさんの干し柿を広げてくるくるのり巻きのように巻いているお菓子です。
羊羹より薄く切って 今風に言うと干し柿の 
のの字ロールかな
甘みは柿そのものの味です。
住職がこれ中津の菓子屋に出荷していたのは浄福寺の近くの農家の柿だった~と懐かしそうにいってました。以前は田舎ではどこの家でも 軒下に干し柿をつるしていました。
住職も鐘楼の下に干し柿をつるし 火鉢であぶって食べていたな~って・・・何時代?

右は「蛤しるこ」です。蛤のもなかの中にお汁粉が入ってて穴をあけ お湯を注ぐと中から千鳥が2羽でてきて・・・おいしいんです。何十年ぶりでしょうか
昨年春頃 NHKの番組で中津の海岸の干潟を紹介していました。海岸に集まってくる鳥を見て蛤しるこを思い出しました。
合間に映し出される中津城や山々が懐かしくテレビに吸い付きたくなりました。

それでは 巻き柿と蛤しるこをいただきます。

食前のことば
「みほとけとみなさまのおかげにより このご馳走をめぐまれました。
深くご恩を喜びありがたくいただきます。」合掌
コメント
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