倶会一処・・・阿弥陀経のなかのことばです。阿弥陀仏の浄土に往生して、浄土の人びととともに一つところに会合することをいう。「一処」は浄土である。「倶会一処」は墓石でよく見られる言葉だが、お墓の中で会うという意味ではない。
同じ信心に生きた人びとは、みなお浄土で会うことができる。念仏の世界では、愛別離苦の悲しみを超えて、倶に会えるという、暖かく、心安らかな世界が開けてくるのである。・・・辻本敬順著 「阿弥陀経のことばたち」より
写真は過去帳です。
ご門徒さん亡くなられたら お位牌を作らず過去帳をお勧めするのが浄土真宗です。
よく時代劇で仏壇から位牌を取り出し紫の小袱紗に包み懐へいれてるシーンであれが一番大切なんだと錯覚されがちですが
一番大切なのはお仏壇の中央の阿弥陀さまです。
そして位牌ではなく過去帳はその家の家族のご命日を記録している大切なものです。
ご門徒さんが亡くなられると墓地の売り込み電話や仏壇屋からセールスの電話がかかるらしい。どうぞご門徒さんは迷わず善然寺へご相談ください。住職からいろいろきいていらない物まで買わないでくださいね。
急がずあわてず。
写真は 初代 善然住職です。(大坊守のお父上)
15日が命日です 15日のお朝事このページを開きお夕事で閉じます。
ご命日の日だけ開くのです。
年がら年中開きっぱなしではありません。
この過去帳を書くのは大坊守の仕事です。
昨日もお預かりしていたのを書きとても緊張した~と言ってました。
失敗が許されないからです。
以前 江戸時代元禄の過去帳をお預かりして書き写すのにとても時間がかかり大変だった~と。
昨日はささやかながら大坊守の誕生会をしました。
「くえ」をいただきながら倶会一処のことを思いつつ・・・
その帰り手をつないだ若いカップルを見て大坊守言うんです。
「美菜子さんもあんなふうに手をつないでた?」って
「つないだ事ないです~」と言うと
「私もよ」って大坊守
ちょっぴりうらやましい~感じです。
私が「住職と結婚するまで5~6回しか会ってないんですよ」と言うと
大坊守は「あらいいじゃない 1度も会わずに結婚した人が沢山いたのよ~」って
時々大坊守は私を大正生まれと錯覚する発言・・・私少し老けて見えるけどショック
「私は昭和59年に結婚したんですよ」と言うと
大坊守は「あら最近だわね~それは失礼・・はっはっは」
最近でもないのですが
昨夜は楽しいひと時でした。