武田光弘画楽多製作日記

暇をもてあそび造形してます。作品として形としてまとめたものなどを見ていただきたい
と思っています。

師の歌声

2011年12月15日 | Weblog
由紀さおりさんの歌声が二ューヨクの人達をうならせた・・・そうだ。
日本的な感性があちらにはないかもしれない。

ご本人は以前、自分の歌が町に流れていて・・・・みなさんが聞いてくれている。以前は、そういう実感があったそうだが・・・・今日は個人個人がダウンドウロして聞いている累計なので・・・ピンとこないとか言ってた。

クリスマスが近いので店屋に行くと。音楽をガンガン鳴らしてうるさい。音を出せば、にぎやかで人がくると言う発想だ。・・・なるたけ静かなところに行くことにしてる。

「声振林木」と言う熟語がある。
昔、中国に「せったん」と言う声楽家がいた。歌を「しんせい」に学んだ。ある時、師からすべて学んだと別れを選んだ。師は送別に悲しみの心をこめ、別れの歌を歌った。

声は森林を振るわせ、響きは行く雲をとどめたと言う。
この歌に接し「せったん」はあやまちを知り、まだ学びたりぬと師のところに留まることを選択したと言う。

そこからその熟語が生まれた。学びとは深いもので、自分で到達したなど判断できるものではない。・・・・・・・・・。