これは先年いただいた手紙だ。こういうふうに毛筆でスラスラ書いてみたいものだ。
テレビの鑑定団で坂本龍馬の手紙が出て、0がやたらとついた。本物だ。
龍馬のお姉さんに出した手紙は有名だ・・・・・よく残っていたなと感心する。坂本家の子孫は明治になり土佐を去ったらしい・・・・。
「・・・少しエヘン顔してひそかにおり申し候。達人の見る眼は恐ろしいものとやか、徒然草にもこれあり。猶、エホン、エヘン。かしこ。」
これが龍馬の姉さんにいばって自慢してる手紙の一部だ。
わたしときたら「手紙」という課題でエッセイを書くことになってしまった。これには苦労していてまだ終筆にならない。
石川啄木には一通で9,300字の手紙があるそうだ。読むのも大変だが、あの時代は読む人は読むのだ。
夏目漱石には訪問して若い人が多かったとか。漱石は訪問者を歓迎し帰ると、すぐ手紙を書いたりして・・・・すぐれた若い門下生が育ったとか。
家庭がおもしろくなかったので、来客を大事にしたとか言う悪口もあるが・・・・