竜巻の猛威はアメリカのことかと思っていたらいつの間にか日本でも頻発するようになり大きな被害をもたらしている。被災地の惨状は世界共通で、その爪痕はアメリカの映像を見ているようだ。ますます非寛容になる人類と歩調を合わせるように自然が狂暴化している。そういえば、近くの公園では黄色のタンポポが満開。花に罪はないが、庭を管理する人にとってタンポポの蔓延は悪夢のようなものだ。強烈な生命力で芝生を占領してしまう。また、耕作放棄地で雑草が繁殖しているのを見ると「畑が暴れ」て手が付けられないという表現が誇張ではなく思える。
特に昨年の大震災以来、自然の前での人間の非力をしみじみと感じる。竜巻がドロシーを連れ去ったオズの魔法使いの古い時代が懐かしい。