松毬、マツボックリは晩秋の季語。2年かかって木から落ちるので、一年目の未熟な種子から、役目を終えたものまで、さまざまな松毬が一本の木に同居している。いずれにせよ、こういうものに目が行くのは、季節が着実に秋、そして冬に向かっていることを風の中に感じるから。この小宇宙では人間世界の混沌とは別の時間が流れているようだ。
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