彼岸が過ぎて北海道も本格的に秋へと衣替えしている。あたりを見渡せば秋と、まだ夏の名残が混在している。寒さを感じない夕暮れ、この時期にしては珍しい穏やかな時間が過ぎる。ニューヨーク近郊で暮らしていた時、春にはそれほどでもなかった街路樹が秋に一斉に色を付けた、その美しさに息を呑んだことがある。
みどりたるひとつの草とぞ春は見し 秋は色々の花にぞありける
古今和歌集の、題しらず、よみ人しらず
すっかり色づいたナナカマドの実と、この時期にしては妙だが、アジサイがすがすがしい花をつけていた。ばらもまだまだ次々に花を咲かせている。(クリックして拡大)
フォロー中フォローするフォローする