回顧と展望

思いついたことや趣味の写真などを備忘録風に

東方の門?東方のパンツ?

2012年09月10日 16時30分43秒 | 日記

中国蘇州市に工費45億元かけて建設中の74階建てビル「東方の門(The Gate of the Orient)」は、パリの凱旋門を意識した、この門型の建物では世界一になる予定で、本年末までの完成に向けて着々と進んでいる。ただ、英テレグラフ紙によればこの建物、現地中国ではちょっとした議論を巻き起こしているという。このデザインが、まるで男性の下着のようだというもので、別称「東方のパンツ(The Pants of the East)」。例によってネットでは、英国企業のこのデザインに対して、「外国で売れないデザインを持ち込んで中国に高く売りつけている」と非難の声が上がっている。いわく、「外国の建築会社は中国をまるで遊び場のようにして愚弄し、世界の笑いものにしている」あるいは、「中国の建築家に依頼せず海外に依頼するからこんなことになる」といったものまで。

この建物をデザインした英国企業RMJM社はこのほかにもNY、サンクトペテルブルグ、ドバイさらに北京や上海などの多数の高層建築を手がけており、この世界では高名な会社である。なにより、このデザインは依頼主である蘇州のオーナーが選択したものであり、建築家を責めるのは公平ではない。

もっとも、これが、パリの凱旋門を連想させるか、それとも・・・ やはり見る人の感性によるし、またその評価は歴史の中でなされるのだろう。

 

 

 

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