9月も中旬になるとさすがに花も限られてくる。そんな今日、庭に出てみたら、牡丹が実をつけていた。豪勢な花に劣らず艶やかな実。すでに落果したのか、あるいは鳥がついばんでいった後なのか空になったさやが目立った。牡丹の枝は弾力性に乏しいので（種類によるかもしれないが）、春先にうっかり花芽のついている肝心の枝を折ってしまうことがある。来年はもう少し上手に育てたい。牡丹の横には芍薬を植えている。この実も似たようだが、牡丹に比べるといくらか小柄。できるだけ実の残っている牡丹を撮ってみた。
換気のためにあけた窓からイチイの木の実を採ろうとしていたと思われる小鳥が部屋に飛び込んできた。室内を飛び回る小鳥に、その思わぬ迫力からついこちらも動転。小鳥も懸命に飛び去ろうとするが、飛行するには窓の高さが不十分なのか、なかなか上手く行かず、普段は使わない天井に近い明り取りのガラス窓を開け、身振りで追い立てるようにしたらやっと飛び出していった。部屋の中では何度かガラス窓に衝突していたがけがはなかった様子。壁の飾り棚のへりにしがみついているところを撮ってみたが、あいにく明るさが不足していたことと、こちらの技量の低さによりピンボケになってしまった。こういう椿事があったということで。小鳥の眼も泳いでいるようだが、こちらカメラも泳いでいた・・・
