難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

要約筆記の対人援助の専門性に求められる意味

2009年10月15日 23時59分07秒 | PHSから
091010-120509.jpg要約筆記の専門性というのは要約する技術、筆記する技術だけではなく、対人援助の専門性もある。さらに高い職業倫理性を持たねばならない。

要約筆記は対人援助の専門性が必要なコミュニケーション支援だ。難聴者の要約筆記を受ける環境、周囲の人間関係等を考慮しつつ対応する必要があるからだ。

対象者は難聴のため自ら権利侵害を自覚しにくく、愁訴したり周囲に働きかけることが難しいために、周囲が人権擁護の観点を持って支援しなければならない。

これらは、全難聴事業で検討した要約筆記者の5つの到達目標に表されている。


ラビット 記




人工内耳の感度って?どう理解する?

2009年10月15日 13時01分15秒 | PHSから
091010-120416陸王.jpg人工内耳のフリーダムは4つの設定したモードごとに自動的に聞こえ方を調整してくれるが、感度とボリュウムをどのように理解するか、どう説明するか考えていた。

感度sは、視覚的な感覚に置き換えるために、仮に自分の音の到達範囲としよう。

感度でスポットライトで自分の周囲半径5mまで見えている音を拾うか、10mまでの音を拾うかを調整する。
感度5mの場合、その外にある音は暗くて分からない。
猫が寝ていても分からない。
ボリュウムでスポットライトを強くしても光の範囲は変わらないので見えないのだ。

感度を上げるとスポットライトの輪が広がり見えなかったものが見えてくる。
はっきりしなければボリュウムで光を強くすると犬が寝ているのか猫が寝ているのかが分かる。

感度はライトで見える範囲、ボリュウムはライトの明るさ。


ラビット 記
写真は駅ナカに展示されていた陸王。ハーレーダビッドソンのライセンスを得て日本メーカーの製造したモデル。