難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

検診センターの人間ドックの難聴者対応

2009年10月19日 18時46分41秒 | 生活
091017-123823.jpg午後から人間ドックの検診に行った。

事前に難聴のことを伝えてあり、不自由かけないと言っていたが結果は×だった。

事前に追加検査の種類をどうするかはカルテに細かなメモが貼ってあったが、声で呼び出ししたりする。呼ばれれば声で話しかけられる。
やはり、難聴者自身が耳マークカードを持参して、カルテに挟んでもらったり、首から聞こえませんとでも書いておかないとダメか。何かしてくれると安心して何もしなかったのが甘かった。自分で用意していくべきだったと反省。

胃部エックス線検査では、人工内耳と補聴器をしたままだったので、昨年よりは音声の指図が聞こえたが、2回ほど検査技師の手で体位を変えた。
超音波検査では、呼吸のタイミングが音声だった。「息を大きく吸ってー」、「ゆっくり吐いてー」、「楽にしてー」、「もう一回」とか言葉は限られる。何か工夫の余地はある。


ラビット 記
今年の夏に蝉の声が聞こえた木。




要約筆記事業が市町村の義務的事業になった意味。

2009年10月19日 12時57分17秒 | 要約筆記事業
091017-140534.jpgこれは国と地方公共団体は人権を守る責務があり、人権を守る事業を公費で行わなければならない。
つまり要約筆記者派遣事業が人権を守るための事業ということだ。

派遣されるのは、要約筆記「者」としての派遣事業であり、要約筆記奉仕員ではない。


必須事業がどのように行われるべきか、障害者自立支援法が障害者 が地域で人権を保障された生活を送るための事業のあり方、給付の方法を示した法律である。

なぜ地域か。これは、社会福祉基礎構造改革で打ち出された社会福祉法でも「地域福祉」がそれまでの高齢者、女性、児童、障害者と縦割りのサービスではなく、地域で統合されて提供されるべきという考えがある。

私たち難聴者、中途失聴者が地域を意識することが少ないのは、コミュニケーションの障害のために地域との交わりが阻害されていること、地域との関わりを避けて来たことが要因だ。
難聴という障害は自分でも周囲にも重い障害と見られずに、自覚的に社会と関係を持つことが難しい。さらに、難聴者自助組織に加わるにも、地域的に集まったりすることが出来ない地理的な問題、体力的な問題、家庭環境等の問題があると難しい。

要約筆記事業(要約筆記者は検)が地域生活支援事業で実施されるという意味は、大きく分けて二つある。
一つは、これまで難聴者自助組織に結集していない難聴者、中途失聴者を支援するためである。
膨大な難聴者を支援するには地域社会の社会資源が難聴問題を理解し、多面的に関わる必要があるからだ。

もう一つは、難聴者であっても社会との関係性は地域から始まるということだ。これは、人のライフステージを見ても地域が基盤である。就労・就学しているかに関わらずどういう生活を送るかはどこに住むかから始まる。

防犯・防災は言うに及ばず、各種手続きも選挙も地域で行われる。
高齢者施設に入所していようと、域外の学校に通っていようと各種の行政サービスは住居のある市町村で提供される。

地域の中で、難聴問題が理解され、住民としての生活、自立した市民としての活動が保障されるには、地域で要約筆記者派遣事業が確立されなければ成らない。

問題は、この権利擁護の事業である要約筆記者を養成する仕組みが出来ていないことと約半数の市町村で要約筆記者を派遣※する事業が始まっていないことである。

※専門性のある要約筆記者の養成事業は都道府県事業


ラビット 記




病院の呼び出しシステム 難聴者の場合

2009年10月19日 12時03分24秒 | 生活
091019-095733文字の掲示.jpg091019-104404診察呼び出し.jpg難聴者は、病院の呼び出しが聞こえないので診察にせよ、会計にせよ、いつ呼ばれるかと気苦労が絶えない。

今日受診した病院は大きな病院で単科ごとに各診察室が4、5室もあるが、どの診察室に呼ばれるのか時間もわかって便利だ。

昨日のテレビで、高知県の野市の病院の接遇が劇的に改善された様子が放映されていたが、耳の遠いお年寄りに筆談やわかりやすく話すなどの対応も取り入れて欲しいと思ってみていた。


聴力検査の結果は、変わらなかった。またステロイドの飲用を続けてみることに。
医師にはモニターを見ながら話をするのだけはやめてもらいたい。患者は難聴者なのだから。
医師の「接遇」の研修が必要だな。鬼の研修を受けてもらおう。


ラビット 記




聴力検査中!人工内耳と補聴器併用

2009年10月19日 12時03分15秒 | PHSから
091019-074546路面電車.jpg091019-095035スイッチ.jpg2週間前に、補聴器側の聴力検査を受けたら、かなり低下しているというので、ステロイド剤の投薬を受けることになった。
最初の4日間は毎朝食後に5mg×4錠。次の4日間は2錠、最後の4日間は1錠。

今日は、その効果を見るための聴力検査だった。実感として向上していない感じだ。

これから診察。


ラビット 記
朝7時に出て満員電車に乗って8時半に到着。大混雑のターミナル駅を避けてこちらでは珍しい単線電車で。