難聴者の生活

難聴者の日々の生活から、人工内耳など難聴者のコミュニケーション、聴覚障害者の制度改革について語る。

特別障害給付金制度の切り下げって?

2011年03月01日 20時08分36秒 | 福祉サービス

任意期間と言えば学生時代だ。
親の庇護にいなければ収入のない学生は年金を払えないだろう。
学生時代、あるいはアルバイトなど社会保険のない雇用形態の間に障害を持つと障害基礎年金の対象にならないということか、専門家に解説をしてもらわないと。

ニュースには書いていないが月額か。


ラビット 記
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(「全社協「障害福祉ニュース」23年2月号」より)
8.特別障害給付金制度について
 ※ 企画課資料p67参照

 国民年金の任意加入期間に加入しなかったことにより障害基礎年金等を受給していない障害者の方について、国民年金制度の発展過程において生じた特別な事情にかんがみ、福祉的措置として「特別障害給付金制度」が平成17年4月に創設されています。
平成23年度の額は、下記のとおりです。

                 (平成22年度)   (平成23年度)
障害基礎年金1級相当に該当する方  50,000円   →   49,650円
(2級の1.25倍)

障害基礎年金2級相当に該当する方  40,000円   →   39,720円


新聞社の国の施策との関わり方に難聴者の懸念 

2011年03月01日 19時49分38秒 | 日記(つぶやき)

この集中検討討議は各新聞社が提言したことは知っていたがを障害者団体のヒアリングもあったとは知らなかった。

新聞社が紙面で施策提言するのはよいが、国の施策を検討する会議に出ると民意がゆがめられる恐れがある。各社は憲法「改正」案まで持っている。
社会の公器として紙面の提言だけに止めるべきだ。


そして、社会保障の歪みがどこにどういう形で出ているのか、社会の底辺を這い回るような取材が期待される。


ラビット 記
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(「全社協「障害福祉ニュース」23年2月号」より)
4.内閣官房「社会保障改革に関する集中検討会議」(第2回~第3回)が開催される

平成23年2月19日、「第2回社会保障改革に関する集中検討会議」が開催され、①日本経済団体連合会、②経済同友会、③日本商工会議所、④日本労働組合総連合会による公開ヒアリングが実施され、各団体の社会保障制度改革に関する提言が報告されました。

障害者施策については、ヒアリング団体から、①障害の定義を従来の「医療モデル」から「社会モデル」に転換すること、②国際水準以上の法定雇用率を実現し、障害者の就労の場を拡大すること、③障害者の地域生活支援体制を確立することが提言されています。

引き続き、2月26日、「第3回社会保障改革に関する集中検討会議」が開催され、①毎日新聞社、②読売新聞社、③日本経済新聞社、④産経新聞社、⑤朝日新聞社(当日資料のみ)による公開ヒアリングが実施され、各新聞社の社会保障制度改革に関する提言が報告されました。

[内閣官房]
第2回社会保障改革に関する集中検討会議
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/syakaihosyou/syutyukento/dai2/gijisidai.html
第3回社会保障改革に関する集中検討会議
http://www.cas.go.jp/jp/seisaku/syakaihosyou/syutyukento/dai3/gijisidai.html


ポンポンと会話が出来たっ! 人工内耳の聞こえ

2011年03月01日 19時28分42秒 | 人工内耳

食堂のおばさんに食器を下げる時、
「ごちそうさまぁ、おいしかったぁ」
と言って、調理室にあった一升瓶を見て、

「このお酒が入っているのかあ」
「それじゃなくて、オオクニタマなんとかというお酒を入れたわ」
「あ、それ、ちょっと古いやつね」
「え、そうなの?知らないけど。」

4m以上離れたおばさんとポンポンと会話した。
おばさんは食器を洗いながらだしこちらは一升瓶を見ていたので顔を合わせないで会話した。

これには自分でもびっくりした。補聴器をなくして人工内耳だけになって一ヶ月近い。補聴器と併用の時でもそんなに離れた人と会話はしない。

おばさんの作る吸い物の隠し味のお酒だがこのお酒?と言った後、そうよとかの返事を予想していたら、オオクニタマと言うのが聞こえたのだ。
毎年役員が年始に近くの大国魂神社にお祓いを受けに行くと御神酒をもらってくるので神棚に備えてあったのを下げる。だからあれは去年のだ。

聞こえる人って、こういうふうに会話しているのか。どうってことのない会話だが、難聴者には経験できないものだ。

難聴者って、声や音が聞こえないのではなく、こうした会話が出来ないのだ。会話すると脳が活性化する。
この秋田の酒は誰が持ってきたのか、料理に使うにはもったいないな、大国魂神社は学生時代はよく行ったところだがおばさんは行ったことがあるかな、あれ御神酒だよ全部入れちゃったのかなとかいうことが会話しながら瞬時に頭に浮かぶ。

聞こえなければ、あれこのお酒じゃないのかな、このことを言ったのかな、もったいないなとか頭に浮かぶことが疑問に感じている時間が長く、分からないのにそうですかあ、じゃあと言って会話が続かない。

難聴者は、聞こえの障害の他に関係性の障害があると言ってきたが、脳活性化不全障害とか思考不全障害も持っていると言わねばならない。
そう言えば、昨日電話が下手と家人に言われた。それはそうだ、言葉のラリーなんて経験がない。


ラビット 記
※チューリップの咲いていた花壇からいつの間にか芽が出て成長していた。